鼓浪嶼「八卦樓」の保護を支えた習近平総書記 歴史的文脈を守る
鼓浪嶼北東部の筆架山の北東麓に位置し、廈門港を見下ろす八卦樓(撮影?許秋珩)
110年以上の歴史を持つ八卦樓は、福建省廈門(アモイ)市の鼓浪嶼(コロンス島)のランドマークの一つだ。習近平総書記はかつて廈門での在任期間中、この建築物の運命を変えた。
1907年に建てられた八卦樓は、1960年代以降、コンデンサー工場として使用されていた。1983年、中國共産黨廈門市委員會と廈門市政府は、ここに博物館を建設することを決めた。
當時、廈門市はあらゆる面で発展を要し、資金不足に直面していた。八卦樓の修復のために廈門市はまず50萬元を調達し、國家文物局から48萬元の拠出を受けたが、資金はすぐに足りなくなった。
1986年、中國共産黨廈門市委員會常務委員、廈門市副市長だった習氏は八卦樓を視察した後、30萬元の拠出を承認し、修復作業(yè)の緊急事態(tài)を解決した。この資金的支援により、八卦樓は修復され、生まれ変わった。2005年から、八卦樓の本館は鼓浪嶼オルガン博物館として一般公開され、年平均で延べ50萬人以上の観光客を迎えている。
鼓浪嶼は「萬國建築博物館」と稱えられる。全國重點文化財保護施設である八卦樓は、鼓浪嶼世界文化遺産の中心的要素の一つ。(撮影?楊勁堅)
一棟の建物の保護から島全體の重視へ、そして一都市の建設から國全體の指導へ……長年にわたり、習総書記は歴史的文脈を守ることに対する初心を変えず、貴重な遺産の保護を重視し続けてきた。
2017年7月8日、「鼓浪嶼:歴史的共同租界」は世界遺産リストに登録された。その中で、八卦樓は鼓浪嶼世界文化遺産の中心的要素の一つとして、國連の世界遺産保護専門家から高く評価された。
鼓浪嶼の世界遺産登録申請の成功を聞き、習総書記は「世界遺産登録申請は遺産をより良く保護?利用するためであり、成功経験をまとめ、國際的な考え方を參考にし、長期的に有効なメカニズムを整え、祖先の殘した文化遺産を心を込めてしっかりと守り、歴史的文脈をより良く継承していく必要がある」との重要な指示を出した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年5月20日
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