パンダがモチーフの高速鉄道の駅を見たことがあるだろうか。その駅とは、秦嶺山脈の中にある仏坪駅だ。

この駅の所在地の仏坪県は陝西省漢中市の北東部に位置する。同県は山や川の景色が美しく、溫暖な気候に恵まれ、森林率は91.19％に達(dá)する。ここは世界で初めて茶色のパンダが発見された場(chǎng)所で、「中國一のパンダ県」と呼ばれている。野生パンダの數(shù)と分布密度は全國トップで、昔から「ジャイアントパンダのふるさと」として知られている。

同県內(nèi)には現(xiàn)在、45種類の國家重點(diǎn)保護(hù)動(dòng)物が生息しており、そのうち一級(jí)保護(hù)動(dòng)物はジャイアントパンダ、トキ、キンシコウ、ターキンなど8種類に上る。

同駅は西成高速鉄道（陝西省西安-四川省成都）の4等級(jí)の旅客駅で、2017年12月6日に同高速鉄道の営業(yè)開始とともに使用が開始された。同駅の使用開始により、秦嶺山脈の中心部にある國家レベル貧困県の仏坪は、列車が開通していない歴史に別れを告げるとともに、西安の「1時(shí)間経済圏」に組み込まれるきっかけとなった。

仏坪駅の出発ロビーと駅総合ビルは鉄道橋の下に建設(shè)され、プラットホーム全體が西成高速鉄道の椒渓河鉄道大橋の一部分にもなっている。同駅の建築は全體として山を背にして、羽ばたく伝説の鳥「大鵬」に似ており、設(shè)計(jì)には竹のモチーフも加えられて、現(xiàn)地の生態(tài)環(huán)境の特色をよく伝えている。

同県は高速鉄道のサービスの質(zhì)を高めるため、パンダやグリーン?エコのなどの地域的特色を同駅のサービス?文化建設(shè)に融合させ、パンダモチーフの高速鉄道駅を建設(shè)した。この駅で下車した乗客は、目の前に點(diǎn)在するさまざまなパンダモチーフを見ることができる。

同駅では、使用開始から現(xiàn)在までの利用客が延べ168萬人に達(dá)した。現(xiàn)在、同駅は高速鉄道列車が毎日35本運(yùn)行し、仏坪パンダ谷からはわずか30分ほどの距離で、各地の旅客が高速鉄道に乗って仏坪を訪れ、學(xué)んだり、遊んだり、泊まったりするのが非常に便利になった。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月24日