ジャガイモがコメになる？中國初の「ジャガイモコメ」生産ラインが18日、雲(yún)南省昭通市巧家県で稼働開始した。生産と加工を経たジャガイモは、一粒一粒になった「ジャガイモコメ」になる。これは中國科學(xué)院院士で、高分子物理化學(xué)者の呉奇氏のチームが5年半を費(fèi)やした研究開発成果で、ジャガイモ全産業(yè)チェーンが新たなブレイクスルーを達(dá)成したことを示している。人民網(wǎng)が伝えた。

このほど正式に生産が始まった「ジャガイモコメ」。畫像提供は巧家県メディアコンバージェンスセンター

中國は世界のジャガイモの主要生産國だ。ジャガイモは直接調(diào)理されるだけでなく、一部はジャガイモ粉もしくはジャガイモデンプンに加工される。「ジャガイモコメ」は物理レベルで大分子の特性を変え、芋類作物のアミロースを再構(gòu)築するとともに、食感を保証しながら、おいしさ、栄養(yǎng)価、手頃な価格という3つの特徴を兼ね備える上、長期的に保存できる。呉氏は、「ジャガイモコメは補(bǔ)助穀物を主穀物に変えることになる」と述べた。

巧家県洪邦農(nóng)業(yè)発展有限公司の李昱霖社長は、「計(jì)算によると、2.5トンのジャガイモで1トンのジャガイモコメを加工できる。生産高は10倍以上になると見積もられている。初のジャガイモコメ生産ラインの稼働開始後の生産量は1000トンに、生産高は約3000萬元（1元は約21.3円）を?qū)g現(xiàn)する見込みだ」と自信に満ちた様子で語った。

雲(yún)南省巧家県にある中國初の「ジャガイモコメ」生産ライン。畫像提供は巧家県メディアコンバージェンスセンター

昭通市は世界ジャガイモ大會(huì)から「世界ジャガイモ高原ジャガイモ栽培の都」に選ばれた。重要産地としての巧家県はジャガイモ産業(yè)の質(zhì)の高い発展に焦點(diǎn)を當(dāng)て続けている。今回の「ジャガイモコメ」生産ラインの稼働開始により、烏蒙山區(qū)のジャガイモは人々の所得を増やす「寶物」になりつつある。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月26日