1月8日午前、江西省南昌市安義県鼎湖鎮(zhèn)では、総額1486萬700元（1元は約21.5円）にもなる巨額の現(xiàn)金がまるでピラミッドのように積み上げられていた。これは現(xiàn)地の大規(guī)模な穀物生産者の凌継河さんが農(nóng)家に支給する年末ボーナスだった。

「萬小毛さん、50萬8600元」、「孫龍芳さん、43萬3200元」……。胸元に大きな赤いコサージュを付けた穀物栽培の達(dá)人たちは、名前を呼ばれるとウキウキした様子で前に進(jìn)み出てボーナスを受け取り、満面の笑みを見せていた。

司會(huì)者が「今年の穀物栽培ナンバーワンは劉守量さん、54萬3550元！」と発表すると、場內(nèi)からひときわ大きな歓聲が上がった。たくさんのボーナスを受け取った劉さんは、仲間たちに取り囲まれた。

劉さんは2011年から凌継河さんのチームのメンバーとなり、これまでに計(jì)1200ムー（約80ヘクタール、1ムーは約6.7アール）の田んぼを耕し、18年にも「穀物栽培ナンバーワン」の稱號を獲得している?！袱长长扦?、自分の手で作り出した豊かさへの道を歩んできた。來年も1位の好成績を上げたい」と劉さん。

ボーナス支給現(xiàn)場では、劉さんのようなベテラン農(nóng)家だけでなく、新しい顔もたくさん見ることができた?！缸顑?yōu)秀新人貢獻(xiàn)賞」を受賞した龔宇さんは1998年生まれの、栽培技術(shù)サービスチームの一員だ。昨年は龔さんの監(jiān)督保護(hù)の下で、「邦両優(yōu)」という名前の二番穂の新品種が、2期作で1300キログラムという高い増産記録を打ち立てた。

龔さんは今年初めて年末ボーナスを受け取った?！感罗r(nóng)家」としての龔さんは喜びに満ちた表情で、「うちのチームには44人のメンバーがいて、90後（1990年代生まれ）と00後（2000年代生まれ）がほとんどで、半分以上が大學(xué)生だ。私たちは科學(xué)技術(shù)によってより多くの農(nóng)家を支援し、収量の多い穀物を栽培して、より多く稼ぎたいと考えている」と話した。

凌さんが農(nóng)家に支給する年末ボーナスは、「収量超過賞」とも呼ばれている。凌さんは譲渡可能な土地を農(nóng)家に管理してもらっている。計(jì)77の農(nóng)家チームがあり、1チームの人數(shù)は2-8人で、毎月5000元の基本給のほか、1ムー當(dāng)たりの収量が規(guī)定の基數(shù)を超えた場合は奨勵(lì)金を支給する。江西省グリーンエネルギー農(nóng)業(yè)協(xié)力社の理事長も務(wù)める凌さんは、「私たちには標(biāo)準(zhǔn)の収量があり、早期水稲は基本的に1ムーあたり350キログラム、晩期水稲なら400キログラムだ。これを基準(zhǔn)とし、基準(zhǔn)を500グラム-25キログラム超えれば500グラムあたり5角（1角は10分の1元）のボーナスを支給し、25キロを超えれば同1元のボーナスを支給する」と説明した。

凌さんはこれまで30年間近くにわたり、故郷を離れて各地を渡り歩いていたが、ある時(shí)、故郷の農(nóng)地の多くが使われていない様子を見て、故郷に帰って農(nóng)業(yè)をしようと決意した。

その後、凌さんの事業(yè)は徐々に発展して農(nóng)業(yè)合作社を設(shè)立し、さらには全國的に有名な大規(guī)模な穀物生産者として、獨(dú)自の管理方法を模索し、穀物栽培に対する農(nóng)家の積極性を大きくかき立ててきた。

凌さんは09年に故郷に帰って農(nóng)業(yè)を始めて以來、14年連続で農(nóng)家に年末ボーナスを支給しており、支給総額は當(dāng)初の98萬元から今や1486萬700元に増加し、累計(jì)支給額は6970萬元に上った。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年1月15日