雲(yún)南省西疇県には、能全電気科技（西疇）有限公司というライター企業(yè)がある。2020年に設(shè)立された同社は、すでに研究開発や生産、物流が一體となったライターのトータル産業(yè)チェーンクラスターを作り出している。

同社が生産したライター113萬個(gè)が今年1月末、浙江省の寧波港を経由してパキスタンのカラチ港に輸出された。これにより、生産型輸出企業(yè)「ゼロ」という西疇県の歴史が幕を閉じた。小さなライターが、中國(guó)とパキスタンの貿(mào)易協(xié)力における新たな注目ポイントとなった。

輸出業(yè)務(wù)を取り扱うようになり、同社には新たなチャンスが到來している。初の輸出となったパキスタン向け注文に続いて、2件目の海外受注となるイラク向けライター188萬個(gè)の生産、稅関の抜き取り検査が既に終わっており、2月中にイラクに輸出されることになっている。また、同社はベトナムの貿(mào)易會(huì)社とも陸上輸送による輸出取引の商談を進(jìn)めており、実現(xiàn)すれば東南アジア市場(chǎng)の開拓がさらに進(jìn)むことになる。

中國(guó)南西部の雲(yún)貴高原に位置する西疇県は、かつては石漠化（土壌流出により巖石が露出する現(xiàn)象）に悩まされていた。しかし、今では「メイド?イン?チャイナ」を世界に向けて輸出し、ライターという小さな商品が貿(mào)易における新たな注目點(diǎn)となっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2025年2月28日