「食」は華人の文化
日中は會社で仕事をし、夕方になると家族と食事をしながらおしゃべり。夜は中國の友人や親戚に「ご飯もう食べた?」と國際電話をかける。そして、周末になると友人とチャイナタウンに行って中華料理を楽しむ。これは、海外で生活する女性?張さんの生活の縮図であると同時に、海外で生活する多くの華人の生活の縮図とも言えるだろう。人民日報海外版が報じた。
華人文化の中で、「食」とは単に「食事をする」というだけの簡単なものではない。
「飲食」は伝統(tǒng)文化の「大動脈」とも言える。中國古代の禮(れい)の規(guī)定や精神を雑記した書物「禮紀」の「禮運篇」には、「飲食男女、人の大欲、焉(こ)こに存す)」と記されており、戦國時代の中國の儒學者?孟子も「食欲と性欲は人間の本性」と説いた。つまり文化?伝統(tǒng)は、「食とは一種の本能的な欲求であると同時に、ライフスタイルの一環(huán)でもある」ことを教えてくれている。中國には、儒教で聖人とされる古代の王子兄弟、伯夷(はくい)と叔斉(しゅくせい)が敵國である周の粟を食べる事を恥として周の國から離れ、山に隠れて薇など山菜を食べていたが、最後には餓死したという伝説がある。信念や高尚さを教えてくれる故事だ。また、中國北宋の詩人?蘇東坡は、「羅浮山のふもとなら、ライチを毎日300個食べられる」と、のどかな生活の楽しみを表現(xiàn)している。飲食はまさに人生そのものでもあるのだ。