「郭美美事件」の後、耿諄氏ら舊日本軍に抵抗を試みた中國人強制労働者に対する和解金約5億円のうち、2億5千萬円が手?jǐn)?shù)料として中國赤十字會に留保されているという噂が広まった?；鸸芾矸饯?0日、中國赤十字會が和解金の一部を留保しているという事実は全くないと明言した。中國青年報が報じた。

　第二次世界戦爭中、中國大陸部から労働者約4萬人が日本に連行され、辛い強制労働を強いられた。うち7千人が虐待の果てに命を奪われた。1990年代初め、強制連行された中國人労働者は、訴訟という苦難に満ちた果てしない道を歩き始めた。その中の一人、耿諄氏をリーダーとする被害者グループが、花岡炭鉱での強制労働と迫害について、鹿島建設(shè)に謝罪と賠償を求め訴えた。2000年、雙方の間に和解が成立、鹿島側(cè)は「法的責(zé)任はない」とした上で、信託金5億元を拠出し「花岡平和友好基金」を設(shè)立した。

　同基金の主要管理機関?花岡基金管理委員會の田中宏委員長は、「基金管理委員會のメンバーである中國赤十字會は、基金信託金を受け取った。中國赤十字會は、同基金を管理する役目を擔(dān)っているが、自由に使用する権利はない。基金の具體的な使途については、管理委員會が花岡事件被害者連絡(luò)會と相談の上決定することになっており、赤十字會が獨自で決定するものではない。赤十字會が基金を亂用しているという報道は事実無根であり、全くあり得ない話だ」とコメントした。（編集KM）

　「人民網(wǎng)日本語版」2011年11月21日