4月22日、黒海海域に入るべくトルコ?イスタンブールのボスポラス海峽を航行する米海軍フリゲート艦「テイラー」。 |
米國のオバマ大統(tǒng)領(lǐng)が23~29日の日程で、日本、韓國、マレーシア、フィリピンを訪問する。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)のアジア歴訪の目的は何か?同盟國をなだめるためか、それとも存在感を強(qiáng)めるためか?當(dāng)然、突き詰めると全ては「利益」と切り離せない。人民日報海外版が伝えた。
■遅れても來ないよりまし
「アジア太平洋リバランス」はオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の戦略の重點(diǎn)だ。だが一連の出來事によって、米國の同盟國は米國の戦略転換に様々な疑念を抱き、動揺し始めた。
昨年秋、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は米政府機(jī)関の一部閉鎖のために、予定していたアジア訪問を取り消した。當(dāng)時多くの西側(cè)メディアは、米國の欠席が中國を舞臺の中央に押し上げたと報じた。地域における米國の影響力はすでに下降したと嘆くメディアすらあった。
最近ウクライナで発生した一連の出來事によって、アジア太平洋地域における米國の同盟國はなおさらに気が気でなくなった。米國が歐州問題にかかりきりになるのを感じ、自らへの支えが弱まることを懸念したのだ。
オバマ大統(tǒng)領(lǐng)によるこの時期のアジア4カ國歴訪の目的の1つが、「仲間たち」を安心させることであるのは明らかだ。ウォール?ストリート?ジャーナルによると、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は今回の訪問で、かねてよりの約束を強(qiáng)調(diào)するほか、同盟國である日本、フィリピンとの軍事協(xié)力を加速する。
オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は今回「仲間たち」の間で「とりなし役」を演じることも欠かせないかも知れない。歴史や領(lǐng)土の問題のために、アジアにおける米國の重要な同盟國である日本と韓國は現(xiàn)在友好とはとても言えないし、安倍首相と閣僚による春季例大祭期間の靖國神社への參拝や供物奉納は間違いなく火に油を注いだ。
■存在=黙認(rèn)ではない
オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は到著を前に日本にプレゼントを贈った。読売新聞の書面インタビューで、釣魚島(日本名?尖閣諸島)は日本の施政下にあり、米日安保條約が適用されると指摘したのだ。この件について、米大統(tǒng)領(lǐng)による明確な姿勢表明は初めてだった。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は、安倍政権の集団的自衛(wèi)権行使容認(rèn)への支持も表明した。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の発言によって、日本の一貫した期待は満足のいく回答を得た。だが、もしこれを米國による黙認(rèn)を意味すると考える人がいるのなら、それは考えすぎかもしれない。
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