國家公文書局は23日、「偉大な勝利―中國が降伏文書を受け取る」の第9部「國民黨政府、抗日軍による降伏受け入れを阻止」を公式サイトで公開した。

　第9部の説明によると、日本が全面的な中國侵略戦爭を発動して以來、日本軍の抵抗?殲滅?消耗にあたっては、日本軍に正面から対峙して作戦を進(jìn)めた國民黨軍だけでなく、中國共産黨に率いられて日本軍支配地域の後方で抵抗する武裝勢力も重要な役割を発揮した。日本の投降後、中國共産黨が指導(dǎo)する八路軍?新四軍?華南各抗日遊撃隊(duì)は當(dāng)然、日本軍の投降を受け入れ、代表を派遣して降伏受け入れに參加する権利を持っていた。だが國民黨政府は、抗日戦爭の成果を略奪?獨(dú)占するため、占領(lǐng)地の抗日軍による降伏受け入れを阻止しようとした。1945年8月10日、蔣介石は陸軍総司令官の何応欽に電報(bào)を送り、各戦區(qū)に対して、「管轄區(qū)內(nèi)の敵軍に対して、こちらが指定した軍事長官以外のいかなる者にも投降したり、武器を差し出したりしてはならないと警告せよ」と命令した。さらに第18集団軍総司令官の朱徳と副総司令官の彭徳懐にも電報(bào)を送り、「集団軍所屬の全部隊(duì)は元の場所に駐屯して命令を待て。各戦區(qū)の作戦地內(nèi)にいる部隊(duì)は、各戦區(qū)の司令長官の管轄を受けよ」「各部隊(duì)は勝手な行動をしてはならない」と命令した。朱徳と彭徳懐は8月13日、蔣介石に電報(bào)を送り、「命令を斷固として拒絶する。公正を欠くばかりでなく、中華民族の民族的利益に反し、日本の侵略者と祖國の裏切り者を有利にするだけだ」と批判した。同日、新華社は評論を発表し、「蔣介石は日本の投降受け入れの権利獨(dú)占によって內(nèi)戦を起こそうとしている。中國解放區(qū)の抗日軍には、日本の投降を受け入れ、これを軍事的に統(tǒng)制する権利がある」と主張した。朱徳は8月15日、ソ連?米國?英國の3カ國の政府に通知を出し、「中國の解放區(qū)と被支配地區(qū)のすべての抗日武裝勢力は、我が軍によって包囲された日本軍?傀儡軍の投降を受け入れる権利があり、自らの代表を派遣して同盟國による敵國の投降受け入れと敵國の投降後の処理に參加する権利がある」と主張した。8月16日、朱徳は再び蔣介石に電報(bào)を送り、蔣介石が抗日軍に「元の場所に駐屯して命令を待て」と命令したことは完全な間違いであると指摘し、「解放區(qū)の軍隊(duì)によって包囲された敵軍?傀儡軍の投降受け入れは解放區(qū)の軍隊(duì)が行う。あなたの軍隊(duì)は、あなたの軍隊(duì)によって包囲された敵軍?傀儡軍の投降受け入れを行うべきだ」とした。8月25日、中共中央は目下の時(shí)局に対する宣言を発表し、國民黨政府に対して、八路軍と新四軍、華南抗日縦隊(duì)が日本の投降を受け入れる地區(qū)を確定し、日本を処置するすべての活動に參加する権利をそれらに與えるよう求めた。だがこれらの合理的で正當(dāng)な要求は、國民黨政府の道理のない拒絶に遭うことになった。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年8月27日