今年9月3日は、中國が國の法律で制定した初の中國人民抗日戦爭勝利記念日だ。この日、中國の歴史に対する尊重、平和に対する重視、未來に対する思考が堅固で揺るがぬ國家意志として、世界の人々の面前に厳かに示される。(人民日報「鐘聲」國際論評)
これは正義を守り、平和を愛する世界の全ての人々にとって共通の記念日だ。まさに5月9日のロシア大祖國戦爭勝利記念日が、ソ連將兵が血に染まった塹壕の中でナチスの殘虐行為を勇敢に防ぎ止めた場面を人類共通の記憶として刻むように。また1月27日のドイツ?ホロコースト犠牲者追悼日が、暗黒の歳月における民族浄化者の兇悪極まる行為に永久に歴史の恥辱を受けさせるように。9月3日の中國人民抗日戦爭勝利記念日は、アジアの戦場において文明によって野蠻に対抗し、光明によって暗黒に対抗し、進歩によって反動に対抗した中國人民の不朽の輝きを際立たせる。
偉大な中國人民抗日戦爭は人類の平和と文明への望みを擔い、その成否が世界の行方を決定した。
第2次大戦が歐州の戦場で全面的に勃発するまでまだ1年近くあった1938年、毛沢東氏は『持久戦論』で中國抗日戦爭の世界的意義をこう強調(diào)した?!溉毡兢螒闋帳线M歩を阻む不正義の戦爭であり、日本人民を含む全世界の人民が反対すべきであり、反対してもいる。われわれの戦爭は神聖な、正義のものであり、進歩であり、平和を求めるものだ。一國の平和を求めるだけでなく、世界の平和も求め、一時の平和を求めるだけでなく、永遠の平和も求めるものだ」。
世界反ファシズム戦爭の中で、中國人民抗日戦爭は最も早く始まり、最も長く続いたうえ、弱國が強國に勝つ軍事上の奇跡を創(chuàng)造した。1942年、米國のマッカーサー司令官がマニラで敗れてフィリピンが陥落し、英軍のパーシバル司令官が屈辱的な降伏文書に署名してシンガポールが陥落し、アジア単獨覇権という日本侵略者の企てが一歩一歩実現(xiàn)に近づいていた。戦局を左右する危急存亡の時、中國はアジアの戦場において日本軍の正面進攻に耐える最後の防御線となった。
経済水準、工業(yè)の基盤、軍事裝備において全面的に立ち後れていたものの、勇敢な中國抗日戦爭闘士は敵と最後まで血みどろの戦いをする英雄的気概をもって、多大な犠牲を払って、日本軍國主義の「北進」「南進」戦略の歩みを阻んだ。米國のマーシャル陸軍參謀総長は、中國の戦場がごく少ない資源を用いて強大な敵に対抗するという、第2次大戦の他のいかなる戦場にもない狀況にあったことを率直に認めた。第2次大戦中、日本軍は海外で287萬人を失い、うち150萬人余りが中國の戦場で殲滅された。反ファシズム戦爭の大局に歩調(diào)を合わせ、中國の軍は國內(nèi)の戦場が多大な困難にある中雲(yún)南?ビルマ(現(xiàn)ミャンマー)に出兵し、粘り強い闘志によってイェナンジャウンの戦いで「アジアのダンケルクの奇跡」を創(chuàng)造した。
人類社會は歴史の法則に従って前進するものだ。中國人民抗日戦爭の偉大な勝利は決して偶然ではない。正義の力の盡きせぬ感化力、民族の覚醒がもたらした抗爭の勇気、國際的団結(jié)が凝集した協(xié)力精神……中國人民抗日戦爭の偉大な勝利は正義の勝利、平和の勝利、人民の勝利だ。
この勝利は、20世紀中國史の根本的転換を意味する。國際社會における役割と命運の変化が、この転換を最も鮮明に物語っている。
1918年の第1次世界大戦終結(jié)時、帝國主義大戦にやむなく巻き込まれた中國はなお半植民地、半封建の狀態(tài)にあった。列強に分割された狀態(tài)を戦勝國としての地位によって変えるという北洋政府の甘い夢は、パリ講和會議でこの上もない恥辱を受けた。第2次大戦末期、世界反ファシズム戦爭における不滅の多大な貢獻によって、中國はついに世界の大國に復(fù)帰した。1942年、26カ國の代表がワシントンに集まり、連合國共同宣言を発表した。ルーズベルト米大統(tǒng)領(lǐng)(當時)は署名國の順番として中國、米國、英國、ソ連を4大國として同じくし、他の國々はアルファベット順とした。戦後、戦場での卓越した功績および戦後國際秩序の創(chuàng)始過程における積極的行動によって、中國は當然ながら國連安保理の5つの「常任理事國」の1つとなった。
中國人民抗日戦爭と世界反ファシズム戦爭の終結(jié)からすでに69年になる。今日、われわれが中國人民抗日戦爭勝利記念日を祝うのは、先人を追想するためだけではなく、それ以上に平和を守り、未來を切り開くためだ。歴史は無數(shù)の命を代償に、平和が口先で唱えるだけで守られるものであったためしはなく、揺るぎなく力強い行動によって守らなければならないことを後世の人々に告げている。今日、日本右傾政治勢力が侵略の歴史の粉飾、戦後體制の打破において激しい勢いを見せる中、歴史の教訓(xùn)はなおさらに全ての人々が銘記すべきものとなっている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月3日
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