「こんなに世界から愛されている日本」、「イギリスに住んで確信! 日本はイギリスより50年進(jìn)んでいる」、「日本人に生まれて、まあよかった」など、日本では最近、自國(guó)を自畫自賛する內(nèi)容の本?雑誌が増えている。これまで、「奧ゆかしい」、「謙虛」と自負(fù)していた日本人がこの種の本を書いているのは、中國(guó)や韓國(guó)などの隣國(guó)の急速な臺(tái)頭を背景に、「アジアナンバーワン」との自信を保つためで、「自畫自賛癥候群」を患っているとの聲が上がっている。環(huán)球時(shí)報(bào)が報(bào)じた。

筆者が千葉県の本屋を訪れてみると、日本を稱賛する書籍が目立つ位置に並べられていた。うち、「梅干と日本刀 日本人の知恵と獨(dú)創(chuàng)の歴史」という本は、「日本人に勇気と自信を與え、民族の美點(diǎn)を教えてくれた名著」と宣伝されていた。同書は、日本食が健康に良いことや日本人が獨(dú)創(chuàng)性に富んでいること、日本は江戸時(shí)代から「世界一の教育國(guó)」だったことなどを説き、日本が外國(guó)よりどれほど優(yōu)れているかを論じている。東京大學(xué)名譽(yù)教授の平川祐弘氏が今年5月に出版した「日本人に生まれて、まあ よかった」では、日本人であることのメリットが描寫され、劣等感を捨てて、自信を持つべきと呼び掛けられている。また、「ジャパニズム」や「メディアソフト」から出版されたムック本「こんなに世界から愛されている日本」なども見かけた。後者の序論には、「中國(guó)と韓國(guó)以外に、日本に謝罪を求めている國(guó)はない。反対に、日本に好印象を抱いている國(guó)は多い。世界では日本の文化を評(píng)価する『クールジャパン』という現(xiàn)象が起きている」としている。また、日本人の獻(xiàn)身的な態(tài)度やまじめに仕事に取り組む姿勢(shì)が世界から高く評(píng)価されているとしている。実店舗だけでなく、ネット上でも、「イギリスに住んで確信! 日本はイギリスより50年進(jìn)んでいる」や「だから日本は世界から尊敬される」などの本が販売されている。

テレビでも、日本を自畫自賛する番組が増えている。例えば、日本テレビは外國(guó)人が日本を稱賛する「なんでもワールドランキング ネプ&イモトの世界番付」を毎週放送している。同番組では、さまざまな分野の世界ランキングと日本の順位を紹介し、各國(guó)の國(guó)情や風(fēng)習(xí)の違いを解説。外國(guó)人タレント20人が集結(jié)して、ランキングに関連したトークを繰り広げる。しかし、評(píng)価が高いのはいつも日本だ。例えばあるインド人が、「日本人の作るカレーはインドより本格的」とすると、あるブラジル人も、「日本の文化を世界文化遺産に登録すべき」と述べた。テレビ?xùn)|京系列ほかで放送されている、テレビ大阪製作のクイズバラエティ番組「和風(fēng)総本家」でも、日本人のマナーや禮儀作法、しきたりなどがクイズ方式で紹介され、日本がいかに外國(guó)から評(píng)価されているかがテーマになっている。

日本の社會(huì)で起こっているこのような現(xiàn)象について、「東京新聞」は最近、「近ごろ日本を覆う『自畫自賛』癥候群は何の表れか」と題する記事を掲載した。新潟青陵大學(xué)大學(xué)院の碓井真史教授は「日本が圧倒的な経済力と技術(shù)力を誇っていた時(shí)代には謙虛さがあったが、大震災(zāi)や原発事故、韓國(guó)?中國(guó)の臺(tái)頭で余裕がなくなった」と分析した。また、「追い越される、ないがしろにされるという恐怖感から、日本人は自分たちの長(zhǎng)所を見つけ、アジアナンバーワンの自信を維持しようとしている」と分析する聲もある。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月1日