中韓関係が年々強化されているのを背景に、2014年、韓國がタイを抜き、中國人観光客に最も人気の海外旅行先となった。在中國韓國文化院はこのほど、韓國を訪問した中國人の數(shù)と中國を訪問した韓國人の數(shù)が昨年、計1000萬人を突破したことを祝うイベントを北京で開催した。うち、韓國を訪問した中國人の數(shù)は、過去最高の延べ613萬人だった。新華網(wǎng)が報じた。
韓國では、最も早くて來年、韓國を訪問する中國人の數(shù)が1000萬人に到達するのではとの見方もある。
しかし、中國からの訪問者が増加しているものの、韓國の観光業(yè)者は決して楽観的ではない。なぜなら、競爭が一層熾烈になり、收益が減っており、旅行社がその損失を補うために、ツアーのショッピングの時間を増やしたり、他の旅行商品に損失分を上乗せしたりしているほか、観光スポットが少ないことや中~低価格のホテルが少ないことが重なり、中國人観光客の韓國に対する評価が決して高くないからだ。韓國を訪問する中國人の數(shù)を年間1000萬人にまで増加させるには、まだ多くの課題が殘されている。
【質(zhì)の悪いショッピングツアーで「悪循環(huán)」】
大韓商工會議所はこのほど、旅行社300社の中國人観光客受け入れ狀況を調(diào)査し、13日にその結(jié)果を発表。調(diào)査対象となった旅行社の收益は減少していることが明らかになった。その主な原因は、業(yè)界內(nèi)の競爭の熾烈化や新しい企業(yè)の急増だった。
また、原価割れの価格で中國人観光客を誘致している旅行會社も43%に上り、「原価割れしたことはない」との回答はわずか13%にとどまった。
損失を補う方法として、54%の旅行社が「ショッピングの時間を増やす」、「オプションを増やす」と答え、27%が、「その他の旅行商品の値段に上乗せする」、6%が、「クオリティを下げる」と答えた。
大韓商工會議所は、「中國人観光客の増加ペースより、業(yè)者間の競爭激化ペースの方が速く、收益の減少につながっている。その損失を取り戻すための方法が、悪循環(huán)を生みだしている」と指摘している。韓國紙「朝鮮日報」の電子版は14日、「ほとんどの韓國の旅行社は、中國人観光客を取り込むために、不當(dāng)廉売を行っている。そのため、韓國に來ているツアー客は、質(zhì)の悪いショッピングツアーに參加させられている」と指摘した。
調(diào)査では、中國人の韓國旅行に対するイメージについて、旅行社の82%が、「悪化している」、もしくは「大きな変化はない」と答えた。政府機関?韓國文化観光政策研究院の調(diào)査によると、16の國や地域から來た観光客のうち、中國人観光客の韓國に対する満足度は14位。リピーターの比率も14位にとどまり、わずか25%だった。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386