中國共産黨中央政治局はこのほど會議を開催して、広東省、天津市、福建省の自由貿(mào)易試験區(qū)全體プランを?qū)徸h可決し、上海自由貿(mào)易試験區(qū)の改革開放プランを一層深化させることとなった。習(xí)近平総書記が會議を主催した。新華社が伝えた。

3省市がこれまでに相次いで伝えてきた同プランに関する情報(bào)によると、これから発足する3つの自由貿(mào)易試験區(qū)は、いずれも明確な位置づけと各地の特色を備えるとともに、それぞれの強(qiáng)みを生かすような計(jì)畫を立て、それぞれの特色を十分に発揮することを目指すという。

北方初の自由貿(mào)易區(qū)となる天津自由貿(mào)易區(qū)の戦略的位置づけは、北京市、天津市、河北省の協(xié)同発展に関わるものとなる。天津浜海新區(qū)政府弁公室の李彩良副主任は取材に答える中で、「上海の経験を?qū)Wび、コピーすることを土臺として、天津の特色を重點(diǎn)的に模索する。これには▽制度の刷新によって実體経済へのサービスを提供すること▽「1ベルト、1ロード」（シルクロード経済ベルトと21世紀(jì)海上シルクロード）を契機(jī)として環(huán)渤海経済圏にサービスを提供し、同経済圏の発展を促進(jìn)すること▽水上輸送に焦點(diǎn)を當(dāng)て、水上輸送に関わる稅金の徴収、水上輸送をめぐる金融といった特色をうち出していくこと、が含まれる。

福建自由貿(mào)易區(qū)には廈門（アモイ）、平潭、福州の3つのブロックがあり、面積は118.04平方キロメートルに及ぶ。臺灣地區(qū)に最も近い大陸部の省として、福建省は臺灣自由経済區(qū)との連攜や海上シルクロードの建設(shè)に重點(diǎn)的に取り組む。

広東自由貿(mào)易區(qū)は総面積が116.2平方キロメートルに及び、南沙新區(qū)、前海蛇口のエリア、および珠海橫琴新區(qū)がある。主に香港?澳門（マカオ）ブランドに力を入れ、広東?香港?澳門の金融協(xié)力イノベーション體制、広東?香港?澳門のサービス貿(mào)易自由化、制度の刷新を通じた広東?香港?澳門の取引ルールの連攜に取り組む。

上海自由貿(mào)易區(qū)で獲得された27項(xiàng)目の制度刷新の成果が、全國へと普及拡大している。4大自由貿(mào)易區(qū)は今年中に同一のネガティブリストを使用するようになる見込みで、國家発展改革委員會が現(xiàn)在同リストの制定作業(yè)を進(jìn)めている。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年3月25日