われわれは9月3日、全人代常務(wù)委員會が法律で記念日と制定して初の抗日戦爭勝利記念日を迎える。（文：賈秀東?本紙?zhí)丶s論説員、中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日報(bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

69年前、日本は無條件降伏文書に署名し、日本軍國主義の敗北を正式に宣言した。だが69年後の今日もなお、軍國主義の亡霊が日本を徘徊しており、われわれは枕を高くして寢ることができない。

第2次大戦終結(jié)以來、日本國內(nèi)には軍國主義復(fù)活の逆流が存在し続けている。戦後、米國は日本軍國主義の清算についてあれこれ迷った。その結(jié)果、日本の軍國主義戦爭能力は比較的徹底的に粛正されたが、軍國主義思潮は生き延び、數(shù)多くの軍國主義者がのうのうと世に居続けた。

1982年、日本文部省は歴史教科書検定時(shí)に、中國に対する侵略という言葉の削除と「進(jìn)出」への変更を強(qiáng)行した。これは日本軍國主義復(fù)活の企ての重要なシグナルとなった。當(dāng)時(shí)、鄧小平氏は「教科書問題の本質(zhì)は日本軍國主義復(fù)活の企てだ」と指摘した。その後日本は経済大國から政治大國、軍事大國への発展を追求し、軍國主義復(fù)活の兆候が一層明らかになった。

安倍氏が首相に返り咲くにいたって、日本軍國主義はさらに高く頭をもたげた。安倍氏は昨年米國で講演した際「もし私を右翼の軍國主義者と呼びたいのなら、どうぞ」と言った。安倍氏は軍國主義の古い夢が好きでたまらないと言える。軍服を著て戦車に乗ったことからも、「君が代」を高らかに歌ったことからも、「天皇陛下萬歳」を三唱したことからも、軍國主義の気配がにじみ出ている。軍國主義思想はすでに安倍氏の心の中に深く根付いており、彼に「右翼の軍國主義者」のレッテルを貼っても全くユーモアではない。

日本軍國主義には2つの大きな核心的特徴がある。1つは日本民族と日本文化の優(yōu)越性を信じ込み、喧伝すること。もう1つは日本民族の直面する危機(jī)と脅威を言い立て、誇張することだ。この2大特徴は往々にして入り交じって一體化している。過去において軍國主義は武力濫用と侵略拡張を立國の柱とした。現(xiàn)在では、日本の再軍事化が軍國主義思潮の重要な訴えとなっている。日本は経済が急速に膨張していた時(shí)、政治大國化、軍事大國化の欲望も日増しに強(qiáng)めた。経済が「失われた10年」に陥ると、焦慮の下、朝鮮核危機(jī)、テロリズム、中國の軍事力増強(qiáng)、領(lǐng)土紛爭など自らの直面する様々な「脅威」を誇張することに工夫を凝らした。いずれも軍國主義復(fù)活の口実として使えるものだ。