英國のウィリアム王子は1日に北京に到著し、4日間の訪中を開始した。新華網が伝えた。
ウィリアム王子は中國人民外交學會の招待で訪中。北京以外に上海と雲南省も訪れ、文化、公益行事に出席する。ウィリアム王子の訪中は初であり、1986年のエリザベス女王訪中以來最も注目される、英王室メンバーによる訪中でもある。今回の訪中は文化交流が中心で、外界は訪問が中英交流の「懸け橋」となり、両國関係を「黃金時代」へと後押しすることを期待している。
報道によるとウィリアム王子は2日午前、北京で故宮と史家胡同博物館を見學する。史家胡同博物館は史家胡同24號院にあり、現代作家?凌叔華の舊居でもある。博物館は8つの展示ホールを設け、史家胡同の変遷などを実物、寫真、ミニチュア模型などで展示している。博物館は英チャールズ皇太子財団から資金援助を受けており、ウィリアム王子とも縁が深いと言える。
3月2日午後には上海へ飛び、上海龍美術館(西岸館)で「創(chuàng)意英倫」盛典(The Great Festival of Creativity)開幕式に出席する。
3日には上海映畫博物館で行われる映畫『パディントン』の中國初上映セレモニーに出席する。「パディントン」は英國の非常に有名なアニメキャラクターであり、英國文化の重要な一部でもある。ウィリアム王子訪中の目的は英國文化を広めることにあり、物語に富む「パディントン」をさらに多くの中國人に知ってもらうことを望んでいる。
4日には雲南省のシップソーンパンナーに到著し、現地タイ族の住民と會うほか、象保護區(qū)を訪れて野生動物の密輸に反対する短い演説を行った後、帰國の途につく。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年3月2日
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