安順木彫マスクは中國の無形文化遺産である貴州安順地戯の公演における重要な道具だ。その彫刻技法は複雑かつ精緻で、色彩は色鮮やか、スタイルは寫実と誇張とを兼ね備えている。マスクは滑らかな質(zhì)感の木材を使い、數(shù)十種類の様々な道具を使い分け、伐採から製材、彫刻、色付けといったプロセスを経て作られる。貴州省安順市西秀區(qū)には代々木彫を行ってきた家柄で、16歳から安順木彫マスクの製作に攜わってきた職人の楊正洪さんが暮らしている。50代の楊さんはマスクの彫刻に30年以上攜わり、先祖から伝わる技法を継承すると同時(shí)に、長年にわたり革新を続け、伝統(tǒng)的な彫刻技法と安順の民間蕓術(shù)を融合させ、神秘的な地戯のマスク彫刻と現(xiàn)代的な美學(xué)の概念と融合させ、様々な特徴を持つマスクをより生き生きとした獨(dú)特の蕓風(fēng)を備えるものにし、この伝統(tǒng)文化の技を継承させている。貴州安順木彫マスクの代表的な継承者として、楊さんが彫刻するマスクは優(yōu)れた技法と濃厚な地方色を湛えて好評を集め、マスク愛好家の人気を集めている。新華社が伝えた。（編集YH）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月3日