最近、韓國が床下暖房「オンドル」の技術(shù)を世界文化遺産に申請する方針を固めたことが報道され、中國で熱い論議を呼んでいる。中國文化部(省)の無形文化遺産司の責(zé)任者は、「韓國の申請が、中國の申請に影響を及ぼすことはない」との見方を示した。人民日報が報じた。
同責(zé)任者は、「文化遺産の申請と、商標(biāo)登録は別物で、どこかの國が1つの物を無形文化遺産として申請したからといって、その所有権を有しているということにはならない。多くの國や地域に普及し、共有し合っている無形文化遺産をめぐっては、各締約國は各自の國內(nèi)にある文化遺産を、獨自に申請する権利を有している」と指摘した。例えば、國際連合教育科學(xué)文化機関(ユネスコ)は2003年、伝統(tǒng)音楽であるイラクのマカームとアゼルバイジャンのマカームを「人類の口承及び無形遺産」として登録した。さらに05年、新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)のマカームも登録された。
同責(zé)任者は、「何を優(yōu)先して申請するかを決めるためには、十分な研究と論証が必要?,F(xiàn)在『無形文化遺産の保護に関する條約』の枠組み下で設(shè)置されている『人類の無形文化遺産の代表的な一覧表』や『緊急に保護する必要がある無形文化遺産の一覧表』、『人類の口承及び無形遺産の傑作一覧表』に載っている中國の無形文化遺産は、締約國で最も多い38項目に上っている。そのため、我々は周辺國家の申請を全面的かつ客観的に見なければならない」との見方を示した。
中國の無形文化遺産資源は豊富で、その形式も多様であり、多くの無形文化遺産が周辺國や地域に大きな影響を及ぼしている。しかし近年、共有する無形文化遺産を、隣國が次々にユネスコに申請している一方、中國の申請は遅れている。その原因に関して、ある無形文化遺産保護専門家は、「意識」と「體制」を挙げている。
同専門家は、「中國社會、特に関連の政府機構(gòu)の無形文化遺産に関する認識が不足している。無形文化遺産一覧表に載せられるべき多くの物が載せられていない??唬ē螅─群簸肖欷猡韦现袊伪狈降胤健⑻丐藮|北地方では広く使用されているが、まだ國家級の無形文化遺産一覧表にも載っていない。規(guī)定では、『人類の無形文化遺産の代表的な一覧表』に記載する項目は、必ず該當(dāng)國の國家級一覧表に記載されていなければならない。この點、食品加工技術(shù)類の遅れが顕著だ。例えば、泡菜(漬物)は中國で數(shù)千年の歴史を有し、種類や加工技術(shù)が多種多様だ。それなのに、國家級の一覧表はおろか、省級の一覧表にも記載されていない。結(jié)果、韓國が先にキムチの申請を済ませた時になって、中國はやっと泡菜を思い出した。また、中國の申請體制も、対応の遅れの原因だ。韓國や日本は、関連の専門家が直接、無形文化遺産の申請を提案できる。一方、中國は政府の許可が必要で、いくつもの審査を経なければならない」と指摘した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年3月19日
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