アサツーディ?ケイ（ADK）創(chuàng)業(yè)者の稲垣正夫氏が4月16日死去した。92歳だった。6月17日午前に東京都內(nèi)で「お別れの會」が行われ、中國の程永華駐日大使が出席して獻花した他、各國各界から2千人以上が出席した。稲垣氏は生前儒家思想に精通し、中日友好事業(yè)に生涯を捧げた人物。2008年の中國?四川大地震発生の際には被災(zāi)地に1000萬円の義捐金を贈り、日本の大相撲や歌舞伎の中國公演にも盡力した。

會場には稲垣氏の生前の記念寫真以外に、人民日報社の邵華沢元社長が題字したADK社の企業(yè)理念「全員経営」の四文字が飾られていた。この四文字には、社員ひとりひとりが経営者意識を持って働くという意味が込められている。

稲垣氏は1922年に愛知県で生まれ、1956年にADK社の前身となる旭通信社を創(chuàng)業(yè)、「全員経営」という獨自の理念で、ADK社を日本三大広告會社の一つへと育て、世界的にも有名な広告配信企業(yè)へと成長させた。1963年には日本のテレビアニメ分野でも事業(yè)を展開し、日本の國産アニメPRの新たなモデルを形成し、かつて「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」といったアニメのPRを請け負った。1979年、稲垣氏は日本の広告業(yè)界の訪中団を結(jié)成して訪中し、後にADK社は中國に進出した初の日本の広告業(yè)者となった?，F(xiàn)在、ADK社は香港や臺灣地區(qū)を含め、中國に15の拠點を有する。（編集IM）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年6月18日