「四川の無形文化財にフォーカス」という全國のネットメディアによる四川取材の一行について行き、最初に國連の無形文化財プロジェクトに入選した成都の「成都蜀錦刺繍博物館」に入った。人民網(wǎng)が伝えた。
2006年、蜀錦刺繍の伝統(tǒng)技術は國務院の承認を経て國家無形文化遺産に登録された。蜀錦(蜀江錦とも呼ばれる)は秦漢の時代に発祥し、唐宋の時代に繁栄し、明の時代の末期に衰退し、清の時代の中盤から末期に復活し、現(xiàn)代は再び危機に陥った。蜀錦の多くは正方形、帯狀で骨のような幾何學模様に花を添えた左右対稱の文様が鮮やかな色調(diào)と強く対比しており、漢民族の特色と地方の雰囲気を備えた多彩な織物である。
蜀繍(四川)は中國の伝統(tǒng)工蕓で、蘇繍(江蘇)、湘繍(湖南)、粵繍(広東)の4つと並んで中國4大刺繍の一つだ。蜀繍はサテンと色付きシルクを主原料として、花鳥、動物、山川、蟲魚、人物をテーマにしている。伝統(tǒng)的な鑑賞用のついたて以外に、掛け布団カバー、枕カバー、衣類、靴、クッション、テーブルクロス、スカーフ、ハンカチ、掛け軸などの種類がある。大型のついたてだけでなく、小型のものもあり、鑑賞用と実用性の両方を兼ね備えた精巧で美しい美術品だ。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年8月6日
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