北京動卡動優(yōu)文化傳媒有限公司が主催する第13回M.Y.Comic遊園會が2月28日、北京で開催された。コミケ(コミックマーケット)はコスプレイヤーやアニメサークル以外にも、関連グッズメーカーやデジタル製品メーカーなど各業(yè)界の企業(yè)にとっても魅力的なイベントで、多くの企業(yè)が出展した。人民網(wǎng)が伝えた。
ファン経済から生まれたアニメイベント産業(yè)
コスプレは日本発のオタク文化で、日本のアニメ、漫畫などが人気となり始まった。自分の好きな作品に対する敬意を表す行為の一種であり、自分自身が楽しむ仲間內(nèi)でのサブカルチャーだ。
今回のイベント企畫者の一人であり、北京動卡動優(yōu)文化傳媒有限公司の管理職員を務める真紅さんは「中國でこの種の流行は中高生や大學生等がその中心となっている。中國と日本のコミケは大きく異なり、日本のコミケは商業(yè)モデルが欠けており、個人が楽しむことに重きが置かれている一方で、中國のコミケは産業(yè)規(guī)模と商業(yè)モデルができあがっており、ファン経済における大きな支流の一つとなっている」と語った。
當日は、會場を闊歩するコスプレイヤーたちが圧倒的な注目を集めていただけでなく、キヤノンやパナソニックといったメーカーも展示會場で若者向けの美容、デジタル商品を展示し、注目を集めていた。消費潛在力を備えた若い世代のグループをターゲットに、アニメとの関連性はあまりないが、ファン経済の力を借りて商品の展開を図ろうと、これらのメーカーも進んで出展している。これは同時にファン経済が牽引する周辺産業(yè)のエネルギーを過小評価できないことを証明している。
また上記のような大企業(yè)による出展だけでなく、さらに多いのがアニメ関連書籍や、コスプレ衣裝、関連グッズなどを販売する中小のブース出展者だ。このほかにも今回のイベントでは、日本人留學生企畫によるKAWAII EXPO展示エリアが初めて設けられ、日本の「カワイイ」文化の関連グッズを集めて展示するという新たな試みがあった。
アニメが中日文化交流のキャリアに
會場では様々なキャラになりきったコスプレイヤーに撮影の人気が集中し、しばしば來場者に呼び止められてはツーショット寫真を求められ、忙しくしていた。
アニメ愛好者の中にはアニメ好きが高じて日本語を獨學し始める人が多く、アニメは中國の若者が日本文化に觸れる入り口となっている。またその中からさらに多くの人々が日本へ留學し、將來的に中日交流を進める人材になりたいと夢見ている。
當日のイベントではキャラに扮したコスプレイヤーのほとんどが中國の若者たちであったほか、イベントの舞臺裏でも中國に留學する學生がイベント企畫のため、心血を注いでいた。上述したKAWAII EXPO展のアイデアは中國人民大學に留學する川毛美津希さんによるものだ。コミケはまるで磁力の大きな磁場のように中日両國の若者たちをひきつけ、互いに出會う場となっている。
當日コスプレイヤーが扮したキャラのほとんどは日本のアニメキャラで、これは人々にアニメイベントとはつまり日本アニメキャラの集結(jié)といった印象を與えている。
しかし真紅さんによればそうとも限らないという。彼の企業(yè)の業(yè)務の変化を見るにつけ、中國アニメも近い將來、日本のアニメ市場でシェアを築くことが予想されるという。中國アニメやゲーム産業(yè)を日本市場に売り込むことも彼らの業(yè)務の一つであり、現(xiàn)在この市場ニーズは拡大し続けているというのだ。
中日の若者の熱意と産業(yè)界の努力、そしてアニメという若者向けの娯楽性が高く、気軽に受け入れられるキャリアを通すことで、アニメが中日の若者の心理的な距離を縮め、互いの文化を理解する窓口となり、気軽にコミュニケーションできる方法となっていくだろう。我々はアニメに大きな期待を持つべきだろう。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月7日
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