第9回全國多言語通訳コンテスト「イオン杯」が29日、北京で開催された。北京第二外國語學院の何■(■は女へんに捷のつくり)さんと北京語言大學の尚暁佳さんが、それぞれ日本語の逐次通訳部門と同時通訳部門で優(yōu)勝した。人民網(wǎng)が報じた。
同コンテストでは、日本語の同時通訳、逐次通訳、フランス語の逐次通訳、ドイツ語の逐次通訳、スペイン語の逐次通訳、ロシア語の逐次通訳、韓國語の逐次通訳など、6言語、7部門が設(shè)置され、予選、準決勝、決勝が行われた。ネットを通じた予選では、中國國內(nèi)外の大學約40校の約90人が、參加校149校から選出され、準決勝に進んだ。
うち、日本語同時通訳の準決勝には12 人、逐次通訳には15人が進んだ。準決勝と決勝では、日本語と中國語のワンフレーズを聞いて通訳する方式を採用すし、その內(nèi)容は人工知能や環(huán)境保護などのテクノロジー、社會、人文など今ホットな話題が含まれていた。白熱した戦いを経て、最終的に北京第二外國語學院の何さんが逐次通訳部門で、北京語言大學の尚暁佳さんが同時通訳の部門で、それぞれ優(yōu)勝した。
參加者のパフォーマンスに、審査委員も的を射た評価を下した。日本杏林大學の塚本慶一教授は、參加者のレベルを高く評価したほか、參加者の日本語訳に的をしぼり、その発音や発聲、発話、情報伝達におけるわかりやすさなどについてコメントした。臺灣輔仁大學跨文化研究所の楊承淑所長は、「通訳ではその情報の完全さ、言葉の構(gòu)造、情報の主従関係の三點が重視される」と説明した。
授賞式で、中國翻訳協(xié)會の常務(wù)副會長兼秘書長である、中國外文局の王剛毅副局長は、「通訳コンテストは、國內(nèi)の各界の連攜を促進するだけでなく、各國との連攜も強化し、業(yè)界、國を超えた事業(yè)になっている。海外への発信や異文化交流は、中國の発展において重要な役割を擔い、中國が各國の良い所を參考にできると同時に、中國の経験を海外に伝え、運命共同體を形成し、共に発展?繁栄することができる。通訳も異文化交流において重要な役割を果たす。通訳コンテストの開催はタイムリーなものだ」と語った。
在中國日本大使館の橫井理夫參事は、「通訳を行うに當たっては、外國語や母國語といった言語を?qū)Wぶだけでなく、外國と母國の経済、社會、文化等につねに関心を持ち、觸れていくことが大変重要である。通訳は相互理解、相互信頼の礎(chǔ)ともいうべき大変重要な存在だ。特に日本語専攻の皆さんにおいては、通訳大會をきっかけに日本語や日本に対する興味、関心をさらに高め、今後さまざまな分野で両國民の相互理解、相互信頼を深めるための架け橋となってほしい」と語った。
同コンテストは、中國翻訳協(xié)會と北京第二外國語學院が共同で開催し、イオン1%クラブ、イオン(中國)投資公司が協(xié)賛。一等賞受賞者には日本への1週間の遊學が贈られた。 (編集KN)
通訳コンテストの日本語逐次通訳部門?同時通訳部門の受賞者:
逐次通訳部門
一等賞 北京第二外國語學院 何■
二等賞 北京大學 徐倚天、広東外語外貿(mào)大學 馮楚◆(◆は女へんに亭)
三等賞 北京外國語大學 曾広明、天津外國語大學 盧瀟、大連民族大學 馬暁騫
同時通訳部門
一等賞 北京語言大學 尚暁佳
二等賞 北京大學 趙令君、北京第二外國語學院 鄭心舟
三等賞 広東外語外貿(mào)大學 劉嘉●(●は王へんに旋)、北京外國語大學 徐嫻揚、西安外國語大學 張▲溪(▲はくさかんむりに內(nèi))
「人民網(wǎng)日本語版」2016年10月31日
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