李克強総理は現地時間3日晝頃、ビシュケク迎賓館會議センターで第15回上海協力機構加盟國政府首脳(首相)理事會會議に出席した。人民日報が伝えた。
李総理は「上海協力機構は創(chuàng)設から15年、常に良好な発展基調を維持し、地域の安定と繁栄の促進に掛け替えのない役割を果たし、世界の平和と発展の促進にも積極的な貢獻を果たしてきた?,F在、國際情勢には深い変化が生じており、上海協力機構加盟國は連攜して協力してこそ、共同発展と地域の長期的安定?平和を実現できる」と指摘。上海協力機構の今後の協力発展について次の提案をした。
(1)安全で安定した環(huán)境を築く。上海協力機構加盟國は共通、総合的、協調的、持続可能な安全保障観に従い、安全保障分野の調整と協力を一層強化し、地域のテロ対策機構?制度整備を推進し、情報交流と法執(zhí)行協力を深化し、各國民及び國內の他の加盟國の機関?企業(yè)?人員の安全を保障するべきだ。
(2)融合的発展の構造を築く。各國の経済発展戦略の調整と連結を強化する。中國側の提唱する「一帯一路」(the belt and road)はユーラシア経済連合との連結?協力を進めている。中國側は各國と地域貿易?投資の自由化と円滑化を推進し、稅関、検査?検疫分野の協力を強化することを望んでいる。
(3)生産能力協力の水準を高める。中國側は各國と共に努力して、生産能力協力を地域経済?貿易協力の重要な柱として、地域経済発展の成長軸を形成し、関係國の人々に幸福をもたらすことを望んでいる。
(4)新たな協力のチャンスを掘り起こす。中國側は各國とイノベーション政策の連結、経験交流を強化し、國際電子商取引の円滑化を進め、物流保障能力を高め、環(huán)境保護技術の革新、グリーン経済分野の協力を促すことを望んでいる。
(5)地域融資制度を整備する。上海協力機構銀行共同體、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、シルクロード基金、中國―ユーラシア経済協力基金、BRICS新開発銀行などの融資プラットフォームを活用し、加盟國の経済発展と地域協力事業(yè)を融資面で支持する。
(6)人的?文化的交流の基礎を固める。中國側は各國と上海協力機構大學の設立と運営に関する協定を締結し、各國の人材育成を支援したい。
各國首脳は過去1年間の上海協力機構の協力発展の進展を積極的に評価。地域の安全と安定を共に維持し、地域経済協力を推進し、上海協力機構の內在的活力を強化し、地域の平和と発展に新たな貢獻を果たす考えを表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年11月4日
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