北京版コミックマーケット「第19回MYC動(dòng)漫遊戯節(jié)(MYC19)」が21~22日の2日間、北京市の光耀東方広場(chǎng)で開(kāi)催された。今回、人民網(wǎng)は同コミケ會(huì)場(chǎng)に潛入し、中國(guó)で急成長(zhǎng)するアニメ?コミック?ゲーム業(yè)界の現(xiàn)狀や同カルチャーをこよなく愛(ài)するファンたちの実態(tài)に迫った。
中國(guó)のコスプレ文化の発展と深まる周?chē)欷卫斫?/strong>
北京のコミケ會(huì)場(chǎng)に入ってまず目に飛び込んで來(lái)るのが、アニメやゲームの様々なキャラクターに扮したファンたちだ。中國(guó)のコミケの特徴としては、全體的にコスプレイヤーの比率が高いこと。こういったコスプレイヤーたちのことを、中國(guó)では「Cos(コス)」の語(yǔ)尾に「er」をつけた「Coser」と呼んでいる。中國(guó)では、女性「Coser」の比率が高く、コスプレイヤーの年齢層が幅広い日本とは異なり、20歳前後の年齢層にコスプレ人口が集中している。
中日両國(guó)のアニメ?ゲーム業(yè)界に詳しい北京動(dòng)■動(dòng)優(yōu)文化伝媒有限公司(■は上と下が上下に組み合わさった字)の峰岸宏行さんは、「中國(guó)のコスプレは、細(xì)かさでは日本にやや劣るものの、衣裝作りのスピードが速く、旬のアニメのコスプレを早い段階から取り入れている。スピード感では中國(guó)、完成度では日本の方が上」と分析する。
今回、サバイバルホラーゲーム『Identity V(第五人格)』の庭師エマ?ウッズのコスプレをしてイベントに參加した有名2次元アイドル?梁雲(yún)若さんは、「自分がコスプレをやり始めた8年前と比べ、現(xiàn)在中國(guó)ではコスプレイヤーが変な目で見(jiàn)られることは少なくなり、ちゃんとコスプレイヤーとして認(rèn)識(shí)してくれるようになった。コスプレ人口の増加に伴い、衣裝?アイテムショップが充実し、価格もかつての2、3千元から數(shù)百元にまで下がり、より手が屆きやすくなった」と語(yǔ)る。
また、中國(guó)のネットゲーム「剣俠情縁」のキャラクターに扮し、妖美な中國(guó)風(fēng)の古裝とポーズでファンたちの撮影に応じていた中國(guó)の有名コスプレイヤー兼漫畫(huà)家の走路揺さんは、「子どものころから日本のアニメが好きで、コスプレにも憧れていた。現(xiàn)在は念願(yuàn)かなってプロコスプレイヤーとして、ゲームの宣伝モデルに起用されたりしている。プロコスプレイヤーにとって、メイクや撮影時(shí)のポージングは必須のスキル。コスプレがきっかけで蕓能界にスカウトされることもある」と教えてくれた。
會(huì)場(chǎng)で巨大なアイテムを抱え、一際目を引く存在だった、スマホゲーム「王者栄耀」の「蘇烈」というキャラクターに扮した男子大學(xué)生?雨臣さんは、「コスプレは、友人の影響で約2年前から挑戦するようになった。好きなキャラクターにいかに近づけるかがコスプレの魅力。だから、かっこいいと褒められるよりもキャラクターの完成度が高いと評(píng)価される事の方がうれしい。そのことが原動(dòng)力となり、約2ヶ月半で10キロのダイエットに成功した。コミケは、共通の趣味の仲間たちとの交流を深める重要な場(chǎng)だ」と話した。
急発展する中國(guó)のアニメ?ゲーム業(yè)界
中日の文化交流促進(jìn)に大きな役割を果たしてきたのがアニメ?ゲーム業(yè)界だ。中國(guó)の若い世代の多くは、日本のアニメを見(jiàn)て日本に対する理解を深めてきた。以前は、日本のアニメ制作の一員として中國(guó)人アニメーターが関わることが少なくなかったが、昨今では中國(guó)が獨(dú)自に制作したアニメ「國(guó)漫」というものが日本にも逆輸入されるようになっている。約9年の間、中國(guó)のアニメ業(yè)界の変化を見(jiàn)てきた峰岸さんは、「聖闘士星矢やドラゴンボールの時(shí)代から、間違いなく中國(guó)の制作會(huì)社は日本のアニメ制作に関わっていた?,F(xiàn)在は、日本でアニメ制作の仕事をしていた中國(guó)のアニメーターが帰國(guó)して、自分たちの制作會(huì)社を立ち上げて活躍し始めている転換期、過(guò)度期と言える。今夏公開(kāi)される中日合作映畫(huà)『詩(shī)季織々』を例に挙げると、今までのアニメーションは日本を背景にしたものが非常に多かった。たとえそれが中國(guó)オリジナルの作品でも、中國(guó)の背景が明確にされていないものがほとんどだった。完全に中國(guó)を背景とした上で、現(xiàn)代風(fēng)の物語(yǔ)にされている部分が非常に面白いと感じる。中國(guó)でどれだけ受けるかは未知數(shù)だが、非常に価値のあるアニメ映畫(huà)だと思う。今後もさらにトライしていく必要がある」とアニメ業(yè)界の現(xiàn)狀を語(yǔ)った上で、「今後いかにマネタイズして行くかを考えることが中國(guó)のアニメ市場(chǎng)にとっては大きな課題だといえる」とアニメ業(yè)界の発展への道筋を示した。(文?洪東実)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年7月24日
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