建設(shè)中の上海天文館（上海科技館分館）は25日、雲(yún)南省シーサンパンナに落下した隕石の主體とクレーターの回収に成功したことを発表した。新華社が伝えた。

6月1日午後9時(shí)45分頃、雲(yún)南省シーサンパンナ?タイ族自治州景洪市の夜空を巨大な火の玉が切り裂き、その光景が撮影された。

隕石の落下後、科學(xué)者は直ちに科學(xué)研究を展開(kāi)。中國(guó)科學(xué)院紫金山天文臺(tái)の徐偉彪研究員は、「隕石落下が目撃されたことは間違いない。隕石の母體は數(shù)百の欠片に分かれ、南東から北西の約10キロ、幅1?2キロ、面積約20平方キロメートルの細(xì)長(zhǎng)いエリアに散らばった。その範(fàn)囲は勐海県勐遮鎮(zhèn)の十余りの自然村に跨る」と述べた。

回収作業(yè)の全過(guò)程に參加した上海天文館建設(shè)指揮部の林清副総指揮によると、シーサンパンナでは500個(gè)以上の隕石の破片が見(jiàn)つかった。総重量は50キロ未満で、L6に分類される。國(guó)際隕石學(xué)會(huì)に「曼桂隕石」という名稱を申請(qǐng)中だ。勐遮鎮(zhèn)曼桂村の住民の玉香懐さんが、そのうち最大の隕石主體（重さ1228グラム）を発見(jiàn)し、クレーターも完全に回収された。クレーターの平均直徑は13センチ、深さは25センチ、入射角は約70度。

林氏は、「クレーターをそのまま保存することには、重要な科學(xué)の価値がある?？茖W(xué)者は隕石落下前の飛行速度や方向など、重要な情報(bào)を推定できる」と述べた。

隕石の研究により、隕石の斷面に幅0.3ミリほどの黒い脈狀があることが分かっている。その一部は隕石の斷面全體を貫いている。徐氏は、「これは隕石の母體である小惑星の宇宙における重大衝突過(guò)程の情報(bào)を留めている。太陽(yáng)系內(nèi)の惑星の衝突の歴史を研究する絶好のサンプルだ」と話した。

シーサンパンナの隕石の主體とクレーターは、上海天文館の開(kāi)館と同時(shí)に一般公開(kāi)される予定だ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年8月27日