人民網(wǎng)の取材に応じるみずほ銀行執(zhí)行役員の岡豊樹氏(撮影?呉穎)。
中國(guó)では改革開放から40年が経ち、金融面では更に開放が進(jìn)められている。2018年4月に開かれたボアオ?アジアフォーラム年次総會(huì)では、外資系金融機(jī)関の設(shè)立に関する規(guī)制の緩和、外資系金融機(jī)関の中國(guó)での可能な業(yè)務(wù)範(fàn)囲の拡大、中國(guó)と海外の金融市場(chǎng)協(xié)力分野の拡大など、金融業(yè)における対外開放措置に関する宣言が行われた。今回は、株式會(huì)社みずほ銀行の執(zhí)行役員で、瑞穂銀行(中國(guó))有限公司董事長(zhǎng)も務(wù)める岡豊樹氏に取材を行い、今後の中日経済の展望、中國(guó)での事業(yè)展開などについてインタビューを行った。人民網(wǎng)が伝えた。
人民網(wǎng):改革開放40年間で、みずほ銀行は中日経済に対してどのような貢獻(xiàn)をしてきましたか。
岡:みずほ銀行は、中國(guó)に駐在員事務(wù)所や支店といった拠點(diǎn)開設(shè)以前から、中國(guó)の政府や企業(yè)との接點(diǎn)をもっており、主に3つの観點(diǎn)から日中経済に貢獻(xiàn)してきました。
一つ目は、日中の人材育成です。1979年から始めた産業(yè)?金融セミナーを通して中國(guó)の人たちの研修?教育を行ってきました。これまでに卒業(yè)された人數(shù)は1500人近くになります。
二つ目は、中國(guó)の社會(huì)インフラ、都市づくりへの貢獻(xiàn)です。上海においては、虹橋地區(qū)にある國(guó)際貿(mào)易センタービルの開発、及び上海太平洋大飯店などのホテルへの金融、人材協(xié)力を行いました。北京においては、ホテルやゴルフ?qǐng)訾伍_発などを行い、日中間で利用できるコミュニティ作りに盡力しました。
三つ目は、駐在員事務(wù)所や支店などを通じた、日本企業(yè)の対中進(jìn)出や対中投資、もしくは中國(guó)企業(yè)の対日進(jìn)出や対日投資の支援です。邦銀として初めての支店や駐在員事務(wù)所を設(shè)立し、顧客への情報(bào)提供、金融協(xié)力を行い、日中間および第三國(guó)市場(chǎng)でのビジネスに取り組んできました。
人民網(wǎng):中日経済の今後の展望、第三國(guó)市場(chǎng)における中日間の提攜についてどのようにお考えでしょうか。
岡:もともとは習(xí)近平國(guó)家主席が2013年、第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力である「一帯一路(the Belt and Road)」を提唱し、そこで具體的に中國(guó)の陸?海のシルクロードを通じて、中國(guó)と他の國(guó)を結(jié)びつける貿(mào)易や投資、社會(huì)交流、人材育成を推進(jìn)する國(guó)家プロジェクトが宣言されました。その後、2017年5月に北京で「一帯一路」サミットが開かれ、日本の代表団も參加しました。私は現(xiàn)地法人の董事長(zhǎng)を務(wù)めており、さらには在中國(guó)日本商會(huì)の副會(huì)長(zhǎng)の立場(chǎng)から、日本企業(yè)と連攜し、中國(guó)政府や企業(yè)とのビジネスの橋渡しを行ったり、コミュニティづくりのサポートをしたりしています?!敢粠∫宦贰攻单撺氓趣问虑皡f(xié)議の段階においては、副會(huì)長(zhǎng)の立場(chǎng)から、「日本企業(yè)としてどんなサポートができるのか」、「第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力のあり方とは」ということを議論しました。
2018年5月に李克強(qiáng)総理が公式訪日を行い、10月には安倍晉三首相が公式訪中を行いました。これらの出來(lái)事は私たちにとって、とても大きなチャンスだと考えています。中國(guó)と相手國(guó)が具體的な市場(chǎng)開発に向けてビジネスを進(jìn)めていく上で、日本としてはエンジニアリング?リスク管理や資金調(diào)達(dá)などの技術(shù)やノウハウなどを支援することで、中國(guó)?相手國(guó)?日本の三者の企業(yè)や政府に対して利益がもたらされるトリプルウインになることを目指していきます。
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