「過去20年間を振り返ると、澳門（マカオ）の司法機関は常に『一國二制度』の澳門における有効な実施を保障し、憲法と基本法の権威を斷固として守ってきた。澳門終審法院（最高裁に相當(dāng)）と司法システム全體は澳門における『一國二制度』『澳門人による澳門統(tǒng)治』『高度の自治』実踐の過程において、『スタビライザー』及び『バラスト』としての重要な役割を演じてきたと言える」。澳門の祖國復(fù)帰20周年を前に、澳門特區(qū)終審法院の岑浩輝院長（最高裁長官に相當(dāng)）は中央メディアのインタビューにこう語った。人民日報海外版が伝えた。

1999年12月20日午前0時、中國政府は澳門に対する主権の行使を回復(fù)した。37歳の岑院長を先頭に、特區(qū)の各級裁判所の裁判官23人がそれぞれ普通話（標(biāo)準中國語）とポルトガル語で就任宣誓を行った。

「あの日から、我々の裁判官は基本法が澳門特別行政區(qū)に賦與する獨立した司法権、最終審権を擔(dān)い、また行政機関及び立法機関の構(gòu)成員と共に、澳門に対する國の主権と統(tǒng)治権の行使回復(fù)を確保してきた」と岑院長は語った。過去20年間、澳門の司法チームはたゆまず努力し、基本法の正確な解釈と適用、司法の公正性の堅持、司法効率の向上、司法の透明性の増進、司法協(xié)力の強化に盡力し、澳門特區(qū)の司法システムの整備を促進してきた。

中華人民共和國の1つの特別行政區(qū)として、澳門は國家の主権?安全?発展上の利益を守る責(zé)任を負っている。岑院長は「すでに澳門は國家の主権?安全?発展上の利益を守る法體系と執(zhí)行制度をおおよそ構(gòu)築した。すなわち2009年に基本法第23條に基づき制定した『國家安全維護法』を基礎(chǔ)的法律として定めた一連の法律及び組織枠組が、國家の安全を守るネットワークを構(gòu)成している」と述べた。