外交部(外務(wù)省)の趙立堅報道官は24日の定例記者會見で「米側(cè)の一部政治屋は中國との『分離』によって自らの抱える問題を解決しようとしているが、これは木に登って魚を得ようとし、毒酒を飲んで渇きをいやそうとするようなもので、最終的に自國の企業(yè)と國民の利益をさらに損なうだけだ」と述べた。
【記者】トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)は23日のインタビューで、中國側(cè)が何らかの面で米國を正しく扱わなかった場合、必ず米中を「分離」させるだろうと述べた。これについて、中國側(cè)としてコメントは。
【趙報道官】中米関係は國交樹立後の40年余り、様々な困難を経験してきたが、雙方共に歴史的?大局的観點に立ち、摩擦や意見の相違をコントロールし、敏感な問題を適切に処理して、全體的な安定と発展の勢いを維持してきた。中米協(xié)力は一方的ではなく、互恵的なものだ。國交樹立以來、各分野における雙方の協(xié)力は拡大し続け、両國及び両國民に多大なメリットをもたらし、米側(cè)も多大な利益を得てきた。
米國の一部政治屋がぶち上げている「損をしている」「施しを與えている」といった中國に関する様々な謬論は、本質(zhì)的にイデオロギー的偏見から「中國の脅威」を誇張し、冷戦思考とゼロサムゲームの考えを鼓吹するものであり、事実と合致しないし、歴史への尊重を欠くものでもある。
中米は「分離」ではなく協(xié)力によって両國関係の発展を推進し、この世界のために盡くすべき責任を引き受けるべきだ。
グローバル化は我々の時代の現(xiàn)実であり、人類社會の進歩の方向でもある。とりわけ「ポストコロナ」の時期においては、各國共に企業(yè)活動を再開し、正常な経済運営を回復(fù)し、自國の産業(yè)チェーンとサプライチェーンの安定を維持するという課題とニーズを抱えている。この過程において、他國を顧みず自國の事のみ考えてよい國はない。各國は「同舟相救って」初めて「風に乗り波を割って進む」ことができ、互いに助け合って初めて共に困難を克服することができる。自らの抱える問題の解決を「分離」により図るのは、木に登って魚を得ようとし、毒酒を飲んで渇きをいやそうとするようなもので、最終的に自國の企業(yè)と國民の利益をさらに損なうだけだ。
我々は米國の一部政治屋に対して、過ちを正し、理性を取り戻し、中米関係を正しく見て扱い、中國側(cè)の利益を損なうこと、中國のイメージを悪くして中國を非難することを止め、中米関係が一日も早く正常な軌道に戻る後押しをするよう促す。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月25日