日本の安倍晉三首相は28日午後に記者會(huì)見を開き、自らの健康狀況が政権運(yùn)営に影響を與えることを避けるため、総理大臣の職を辭することを決めたと正式に発表した。

「辭任によって自民黨は事実上の分裂狀態(tài)に陥る」。中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の孟暁旭副研究員は人民網(wǎng)の取材に「すでに安倍內(nèi)閣の支持率は過去最低の36％にまで下がっている。辭任後も多少下がると見られ、日本の政治狀況は楽観を許さない」と指摘。

「自民黨內(nèi)の各派閥は次期総裁及び総理の座をめぐって爭(zhēng)いを繰り広げるだろう。過激な競(jìng)爭(zhēng)となる可能性も排除できない。野黨は機(jī)に乗じて與黨の無責(zé)任さを非難するが、実力が伴わず、政権交代もかなわない」とする。

記者會(huì)見で安倍首相は、首相臨時(shí)代理は置かず、次期首相選出まで執(zhí)務(wù)を続ける考えを表明した。次期首相が誰になるかが大いに注目される。

孟氏は「自民黨は9月に総裁選挙を行う。岸田文雄政調(diào)會(huì)長(zhǎng)と石破茂元幹事長(zhǎng)が出馬に意欲を示しており、黨內(nèi)には菅義偉內(nèi)閣官房長(zhǎng)官を推す聲もある」と指摘する。

NHKの報(bào)道によると、通常なら自民黨総裁選には少なくとも12日間以上を要する。安倍首相の辭任が突然だったことを考慮して、黨員投票はせず、衆(zhòng)參両院議員総會(huì)のみで新総裁を選出するという特殊な措置を取る可能性がある。選挙の時(shí)期と方法については、二階俊博幹事長(zhǎng)に一任されるかもしれない。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月31日