中國ではここ數(shù)日、「新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)産の綿花」が大きな話題となっている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
H&Mやナイキなどのブランドが、新疆ウイグル自治區(qū)産の綿花を製品に使わないと宣言し、中國で激しい反感を買っている。それらブランドが同自治區(qū)産の綿花を使わないとしている理由は、「同自治區(qū)に『強(qiáng)制労働』が存在している」という噓に基づいていることから、なおさら荒唐無稽だと言える。
同自治區(qū)では綿花の収穫はすでに機(jī)械化され、自動(dòng)化を?qū)g現(xiàn)しているほか、世界で最高品質(zhì)の同自治區(qū)産の綿花は、中國でも供給が需要に追いつかない狀態(tài)であることを知っておくべきだろう。
同自治區(qū)産の綿花を製品に使わないと宣言するブランドは、こうした事実を全く理解していない。
新疆産綿花は世界最高品質(zhì)
新疆ウイグル自治區(qū)は、自然環(huán)境に非常に恵まれており、夏は日中と夜の気溫の差が大きく、日差しも強(qiáng)く、光合成が十分に行われ、綿花が成長する時(shí)間が長い。そのため、同自治區(qū)産のロング?ステープル?コットンは世界最高品質(zhì)で、暖かく、通気性に富み、肌觸りが良く、衣類や布団などに適しているため、長年、供給が需要に追いつかない狀態(tài)となっている。
中國で供給が追い付かないほどの新疆産の綿花
中國食糧備蓄管理集団の統(tǒng)計(jì)によると、世界で2番目の綿花生産國であり、世界最大の綿花消費(fèi)國である中國は、2020/2021年度の綿花の生産量が約595萬トンだったのに対して、総需要量は約780萬トンと、約185萬トン不足している狀態(tài)だ。うち、新疆ウイグル自治區(qū)の生産量は520萬トンと、中國の生産量の約87%を占め、國內(nèi)消費(fèi)の約67%を占めている。
つまり、中國では、新疆産の綿花の需要が供給に追いついていない狀態(tài)であるということだ。
新疆産綿花の生産量は中國でトップ
中國國家統(tǒng)計(jì)局の統(tǒng)計(jì)によると、2020年、新疆ウイグル自治區(qū)の綿花栽培エリアは気候に恵まれ、病蟲害の被害が少なく、綿花の成長が良く、1ヘクタール當(dāng)たりの綿花の生産量は2062.7キロと、前年比4.8%増の93.8キロ増加した。1ヘクタール當(dāng)たりの生産量は、中國全土でトップを占めた。
新疆の機(jī)械による綿花収穫率は69.83%
新疆農(nóng)業(yè)當(dāng)局が発表している2020年の統(tǒng)計(jì)によると、同自治區(qū)の機(jī)械による綿花収穫率は69.83%に達(dá)している。同自治區(qū)北部だけを見ると、その割合は95%にも達(dá)している。そのため同自治區(qū)の綿花の70%は労働者が収穫しているという説は、明らかに間違っている。
収穫のための大量の労働者は不必要
新疆ウイグル自治區(qū)黨委員會(huì)宣伝部の徐貴相副部長によると、同自治區(qū)の綿花の生産は、早くから高度な機(jī)械化を?qū)g現(xiàn)しており、忙しい収穫期であっても、収穫するための労働者を大量に雇用することはない。
また、昔から今に至るまで、同自治區(qū)で、収穫のための強(qiáng)制労働者が存在したことは一切なく、その必要もない。50日間近くの収穫期には、労働者は一人當(dāng)たり平均1萬元(1元は約16.7円)稼ぐことができる。短期間のうちに、それほどたくさんのお金を稼げるのに、労働者が不満を述べる理由がどこにあるのだろうか?近年、綿花の収穫に攜わる漢族が減っているのは、主に、中國大陸部の農(nóng)民の所得が増加し続けているからで、綿花の収穫のために新疆ウイグル自治區(qū)に行く労働者が減り続けているのは、「政府が同自治區(qū)の住民に労働を強(qiáng)いている」こととは全く関係がない。
そのため、H&Mなどのブランドが新疆ウイグル自治區(qū)産の綿花について、同自治區(qū)に「強(qiáng)制労働」が存在しているので使わないというのは、極めて荒唐無稽と言わざるを得ない。
色眼鏡で世界を見るなら、どれほど白い綿花でも「黒く」見えてしまうのだ。
事実を捻じ曲げ、陰険で腹黒いことをし、白を黒と言い、中國の名譽(yù)を傷つける者は、自分の間違った行為のために、最終的に代価を払うことになるだろう。
中國のあるネットユーザーの言葉の通り、「一部のブランドの質(zhì)は、新疆産の綿花を使うのにはふさわしくない」のだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年3月26日