【國(guó)際観察】世界平和にとって最大の脅威は米國(guó)

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2021年09月23日16:31

米下院軍事委員會(huì)は今月、総額7779億ドル（1ドルは約109.9円）にも上る「2022年度國(guó)防権限法」を可決した。この予算はいわゆる「中國(guó)の脅威」を口実に公然と軍事費(fèi)を増やし、軍事力を拡大するものだ。しかし、歴史を振り返り、世界に目を向けると、戦爭(zhēng)を「輸出」し、平和を破壊し続けてきたのは、まさに米國(guó)だ。

■「中國(guó)の脅威」を誇張し、覇権主義的焦慮を露呈

米國(guó)はバイデン政権発足後、世界の覇権的地位を維持するために、米同時(shí)多発テロ以降20年の長(zhǎng)きにわたり続けてきた「対テロ戦爭(zhēng)」から、中國(guó)の発展を抑え込むことを狙った「大國(guó)間戦略競(jìng)爭(zhēng)」へと軍事戦略の重心をシフトし、アフガニスタンからの米軍の完全撤退を宣言し、あらゆる面で「中國(guó)の脅威」を誇張し続けている。

5年連続で増加し、高水準(zhǔn)で推移し続け、一國(guó)で30ヶ國(guó)の合計(jì)を上回る米國(guó)の軍事費(fèi)

根も葉もない「脅威」の誇張は、自らの好戦的な武力濫用に大義名分を與えるという企みによるものだ。米國(guó)の軍事費(fèi)は世界最大で、國(guó)防予算は高水準(zhǔn)を維持し続けている。スウェーデンのストックホルム國(guó)際平和研究所（SIPRI）が4月26日に発表した2020年の世界の軍事費(fèi)動(dòng)向に関する報(bào)告書(shū)によると、米國(guó)の軍事費(fèi)は世界最大で、前年比4.4％増と3年連続で増加し、世界全體の39％を占める。これは世界3位から33位までの國(guó)々の軍事費(fèi)の合計(jì)に相當(dāng)する。

オバマ政権の「アジア太平洋リバランス」からトランプ政権の「インド太平洋戦略」へ、そして現(xiàn)在のバイデン政権の「太平洋抑止イニシアティブ（PDI）」へと繰り返されてきた、近年の米國(guó)による対中戦略の転換は、実は形式のみの変化であり、中國(guó)の発展を前にした焦慮と、覇権維持への強(qiáng)い野心という本質(zhì)は変わらない。