このほど開催された「第2回中日関係青年學者國際シンポジウム」では、中日両國の若手研究者が、オンラインとオフラインを組み合わせた形での意見交換を通じて、新しい時代の中日関係発展の展望について議論した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
開會式では、復旦大學日本研究センター長の胡令遠氏と東芝國際交流財団専務理事の大森圭介氏が挨拶を行い、學術(shù)共同體構(gòu)築への期待を共に表明した。日本の國際交流基金北京日本文化センター長の野田昭彥氏は祝辭で、「両國の若手研究者が今回のフォーラムを通じて友情と結(jié)びつきを築き、日中関係の安定した健全な発展に新たな弾みをつけることを希望する」とした。
フォーラムでは中日両國の若手研究者が、社會?文化、地域協(xié)力、政治?外交、思想?歴史の4つの分野で議論を行った。議論は中日間の非伝統(tǒng)的安全保障問題、日本の右傾化現(xiàn)象、日本の総力戦體制、日本の地域安全保障協(xié)力政策、日本の海洋戦略、日本と東アジアの関係、米國における日本研究、中日間の國際文化交流と日本の教育など、様々な內(nèi)容に及んだ。
若手研究者らは、両國の學者や民間の交流?対話が中日関係の発展促進に対して持つ重要な意義を強調(diào)した。フォーラムでは、復旦大學日本研究センター副センター長の賀平氏、東京大學東洋文化研究所準教授の佐橋亮氏が、それぞれ基調(diào)報告を行った。
また、元在日中國大使館參事官で復旦大學日本研究センター客員教授の汪婉氏と、元駐上海日本國総領(lǐng)事で東京大學名譽教授、復旦大學日本研究センター客員教授の小原雅博氏が「東芝特別講演」を行った。
復旦大學周辺外交センター所長で元駐ブルネイ中國大使の楊健氏は、「中國と日本が互いに傷つけ合う悪循環(huán)に陥ることがあっては、決してならない。両國の優(yōu)秀な若者は、相互信頼を深め、疑念を解消し、人類運命共同體の共同構(gòu)築に盡力するよう、両國民を正しく導くべきだ」とした。
今回のフォーラムは復旦大學日本研究センターが主催し、東芝國際交流財団が後援。北京大學、清華大學、東京大學、早稲田大學など大學?研究機関から若手研究者40人以上余りが參加した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月29日