外交部(外務(wù)?。─?3日の定例記者會(huì)見で、趙立堅(jiān)報(bào)道官がウクライナ危機(jī)による食糧安全保障問(wèn)題に関する質(zhì)問(wèn)に答えた。
【記者】ウクライナ危機(jī)が食糧などコモディティ商品の価格上昇をもたらしている?,F(xiàn)在、食糧安全保障は國(guó)際社會(huì)が一致して注目する重要な問(wèn)題であり、國(guó)家安全保障、さらには世界の安定にとって極めて重要だ。この事についてコメントは。
【趙報(bào)道官】ロシア?ウクライナ紛爭(zhēng)の勃発後、米國(guó)とその同盟國(guó)は一方的な対露制裁を次々に発動(dòng)したが、制裁は何の問(wèn)題解決にもならぬばかりか、ただでさえ楽観できない世界経済に追い打ちをかけている。食糧安全保障の問(wèn)題に言及されたが、私は対露制裁が多くの國(guó)々に代償を払わせ、食糧不足が現(xiàn)実のものとなっていることを米國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)でさえも認(rèn)めざるを得なかったことに注意を払っている。私は、食糧価格の上昇がアラブ世界で「飢餓暴動(dòng)」を引き起こし、政治的動(dòng)揺を招く恐れを指摘した「GERMAN-FOREIGN-POLICY.com」の記事にも注意を払っている。
現(xiàn)在、世界各國(guó)は新型コロナ対策と同時(shí)に経済回復(fù)策を講じる必要があり、ただでさえ困難を十分に抱えている。こうした中、包括的?無(wú)差別制裁は、取り返しのつかない新たな損失をもたらすだけでなく、現(xiàn)在の世界経済システムに打撃を與え、過(guò)去數(shù)10年間にわたる國(guó)際経済協(xié)力の成果を瞬く間に破壊し、最終的に世界の人々に重い代償を払わせることになる恐れもある。これは公正ではなく、理にかなわず、國(guó)際正義と世界の人心に反する。
世界や地域の紛爭(zhēng)問(wèn)題への対処は、戦爭(zhēng)と制裁という選択肢のみではなく、対話と交渉こそが根本的な解決の道であり、各國(guó)の利益に最もかなう正しい道でもある。國(guó)際社會(huì)は引き続き、ロシア?ウクライナ間の交渉推進(jìn)に助力し、政治的解決のための條件を整えるべきだ。ウクライナ危機(jī)を作り出した米國(guó)は、なおさらに深く自省し、橫暴で覇道的な行為を改め、火に油を注ぐのではなく、和平交渉を促進(jìn)するべきだ。また、世界の大國(guó)である米國(guó)には、なおさらに世界経済の體制?ルール?基盤の安定を維持する責(zé)任があり、一方的制裁の代償を世界各國(guó)に払わせるべきではない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月14日