郵便局がミルクティ店を打ち出したのに続き、またもやびっくりするような公式コラボレーションが登場した——人民文學(xué)出版社カフェだ。店名を「朝花夕拾文化クリエイティブコーヒー供銷合作社」といい、北京市の朝陽門にオープンした。店內(nèi)では主にクリエイティブグッズとコーヒーを提供し、あちらこちらに「魯迅の文學(xué)」がデザインされ、シェークスピアの顔がデザインされた紙コップ、文豪の顔を描いたラテアート、名作ゆかりの名前がついたメニューなどがある。例えば「三國志」の英雄?関羽の名前がついた「関公ラテ」は実は抹茶ラテで、関羽が持つ青竜偃月刀の色と抹茶の色が近いことから、この名前がつけられたという。
「朝花夕拾」の店內(nèi)はそれほど広くないが、さまざまな意匠が凝らされている。たとえばアメリカンコーヒーにはヘミングウェイの名作「老人と?!工蚊挨膜堡椁欷皮い?。極めてシンプルなアメリカンコーヒーとヘミングウェイの簡潔で率直な文體とがマッチしていると言える。また「ベニスの商人」という名のシーソルトラテや「ダンテの神曲」という名のエスプレッソなどもあり、客は注文する時(shí)に中國と海外の文豪や名作と共鳴するような瞬間を味わえる。
こうした名作や本の登場人物を擔(dān)ぎ出すのは「無理矢理」な感じがしなくもないが、文學(xué)的要素とショッピングシーンを融合させ、コーヒー文化と文學(xué)作品、文學(xué)の巨匠同士のつながりなどを探求することで、人民文學(xué)出版社カフェブランドには獨(dú)特の文化的魅力が備わっている。このカフェが人気を集めているのは、まさしくこうした理由によるものだろう。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月29日