中國の秦剛駐米大使は20日、アスペン安全保障フォーラムで「爐辺談話（Fireside Chat）」に臨んだ際、中米関係について中國側(cè)の政策的立場を詳しく語った。新華社が伝えた。

中國と米國は「新冷戦」に突入するのかとの問いに対して、秦大使は「『新冷戦』に勝者はなく、敗者しかおらず、世界が耐えようのない重さの重大な結(jié)末をもたらすことになるだろう。中國は『新冷戦』を望んでおらず、バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)も中國との『新冷戦』を求める意図が米側(cè)にないことを繰り返し強(qiáng)調(diào)している。米側(cè)が言動を一致させ、イデオロギー的対立、排他的?対立的な地政學(xué)的競爭、『デカップリング』による供給斷絶、軍拡競爭などを行わないことを望む」と表明。

そして、「中國と米國との間には溝もあるが、それ以上に大きな共通利益があり、両國は世界の平和、安全、繁栄に対して共通の責(zé)任を負(fù)っている。現(xiàn)在、中米関係は重要な時(shí)期にあり、世界は激動と転換の時(shí)期に入りつつある。このため両國はなおさらに、協(xié)力して試練に対処する必要がある。ゼロサムゲームの袋小路を歩むのか、それとも協(xié)力?ウィンウィンの明るい大通りを歩むのか。両國と世界の圧倒的多數(shù)の人々は、賢明な選択をするものと信じている」と述べた。

また、「臺灣地區(qū)問題は常に中米関係における最も重要かつ敏感な核心的問題だ。米側(cè)は絶えず『一つの中國』政策を歪め、空洞化させ、公然と臺灣地區(qū)との公的関係を格上げし、絶えず高官を臺灣地區(qū)に派遣し、大量の先進(jìn)的兵器を臺灣地區(qū)に売りつけ、『臺灣の軍事的防衛(wèi)』という誤った発言をしている。中國は米國に対して、『一つの中國』原則及び中米間の3つの共同コミュニケを的確に厳守し、中國側(cè)と共に『臺灣獨(dú)立』に斷固として反対し、これを抑止するよう促す」とした。

アスペン安全保障フォーラムはアスペン戦略グループが米コロラド州アスペンで毎年開催されており、今年は7月19日から22日まで開催されている。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月22日