タイ東部のレムチャバン港で活躍する中國製自動運転トラックのチームが、このほど「新メンバー」を迎えた。第二弾計20臺の自動運転トラックが加わり、近く使用を開始するという。
タイの経済中心エリアの「東部経済回廊」に位置するレムチャバン港は、同國最大のコンテナターミナル深海港と物流ハブだ。最も活気があるDふ頭では、自動運転トラックと人が運転するトラックが縦橫に走り回り、世界各地から運ばれたコンテナを載せて目的地に向かっている。
Dふ頭の運営企業(yè)である和記港口集団タイ公司の運営マネージャー補佐のスティラーさんの説明によると、Dふ頭を出入りするトラックは一日當たり1千臺を超え、現(xiàn)在は自動運転トラックと人が運転するトラックが同じエリアに混在して作業(yè)を行なっている。2020年4月に自動運転トラックの第一弾6臺がテスト運営を行なった當時、港灣の作業(yè)員とトラックの運転手は中國からやって來た自動運転トラックに強い好奇心を抱き、これを使用することによる効果を期待するほかに、一緒に働くにはどうしたらよいかを?qū)Wばなければならなかった。
中タイ雙方のチームが共に努力することを通じて、自動運転トラックは大活躍を見せ、貨物輸送でますます重要な役割を果たすようになった。スティラーさんは、「特に新型コロナウイルス感染癥の流行中に、自動運転トラックは港灣の輸送力不足の問題をある程度緩和した。2022年8月末現(xiàn)在、自動運転トラックの作業(yè)量は累計15萬TEU(20フィート標準コンテナ換算)を超えた」と述べた。
上海西井情報科學技術(shù)有限公司の創(chuàng)業(yè)者で最高経営者(CEO)の譚黎敏さんは、「自動運転トラック1臺で運転手4人分の作業(yè)ができ、ガソリン車よりもエネルギーコストを節(jié)約できるだけでなく、二酸化炭素(CO2)の排出量も大幅に削減することができる」と説明した。
タイはレムチャバン港が鉄道、道路、內(nèi)陸河川を結(jié)ぶ輸送ネットワークになり、タイ國內(nèi)と周辺國との間でスピーディに配送が行なわれるグリーン現(xiàn)代化港灣になるのを目指している。自動運転トラックは今では同港灣Dふ頭の遠隔操作作業(yè)の重要な部分になっている。和記港口集団タイ公司のスティーブン社長は、「レムチャバン港の自動運転トラックプロジェクトは今モデル事業(yè)となっており、アラブ首長國連邦(UAE)や英國など複數(shù)の國にも推進されつつある」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月24日