ロシアメディアの24日の報道によると、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)は9月3日を「第2次世界大戦終結(jié)記念日」から「軍國主義日本に対する勝利ならびに第2次世界大戦終結(jié)記念日」とする法案に署名した。この法案は、日本の反ロシア政策に対する対抗措置だと見られる。新華社が伝えた。
アナリストは、「ウクライナ危機の激化以來、日本は米歐に追隨してロシアへの非難や制裁を加え、ウクライナを力強く支持し、外的脅威の誇張による自らの軍事的制限緩和、その安保戦略への米歐の支持の取り付けを図るとともに、アジア太平洋地域で地政學(xué)的利益を図ってきた。そして、ロシアが日本に対して一連の対抗措置を取ったことで、領(lǐng)土問題などにおけるこれまでの日本外交の成果は完全に失われた。露日関係が短期間で改善することは困難だろう」との見方を示した。
■日本の反露には別の企ても
ウクライナ危機が激化する前、日本の対露政策は主として経済協(xié)力によって領(lǐng)土問題の解決と平和條約の締結(jié)を促進するというものだった。特に安倍政権當時、安倍首相はプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と頻繁に交流し、両國は比較的良好な関係を維持していた。だがウクライナ危機の激化後、日本は対露政策を大きく転換し、米歐に追隨してロシアへの非難や制裁を加える動きが非常に強くなった。
アナリストは、「日本はロシアの脅威を強調(diào)することで、國內(nèi)でいわゆる『戦後最も厳しく、最も複雑な安全保障環(huán)境』を誇張し、それによって自らの軍事的制限の緩和の口実を見出すと同時に、反露?ウクライナ支持によって米國への忠誠心を示し、西側(cè)陣営から自らの軍事?安保戦略への支持を取り付けようとしている」と指摘している。
■露日関係の修復(fù)は困難
日本の反露政策に対して、ロシアは一連の対抗措置を講じてきた。例えば、日本を「非友好國」とし、平和條約の締結(jié)に関する日本との議論を止め、在ロシア日本大使館職員數(shù)名を追放し、日本周辺で軍事演習(xí)や航空パトロールを?qū)g施して日本に対する軍事的圧力を強めるなどだ。
ロシアの対抗措置の下、日本が長年にわたり実施してきた「経済によって政治を促す」という対露外交の成果は雲(yún)散霧消した。遼寧大學(xué)日本研究センターの陳洋客員研究員は「ロシアの対抗措置は、すでにロシアが今後相當長い期間において露日関係の改善と発展にいかなる幻想も抱いておらず、両國がこれまで築いてきた政治的相互信頼は完全に瓦解し、経済?貿(mào)易分野の協(xié)力を深める可能性ももはやないことを示している。雙方は今後、歴史や領(lǐng)土の問題で衝突や対立が深まる可能性があり、これは元々冷え込んでいた二國間関係にさらに打撃を與えるものになるだろう」との見方を示した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年6月26日