ロシアのラブロフ外相、ショイグ國防相は7月31日、モスクワを訪問中の日本の河野太郎外相、小野寺五典防衛(wèi)相と外務(wù)?防衛(wèi)閣僚協(xié)議(2プラス2)を行った。雙方は一層の関係発展の意向を表明した。近年露日は各分野の協(xié)力強化について意思疎通を継続しているが、両國間には領(lǐng)有権問題や平和條約締結(jié)問題など懸案がまだあり、予測可能な將來において露日関係の根本的改善は困難だと分析される。
報道によると、協(xié)議の重點は安全保障問題だったが、領(lǐng)有権問題などで突破口は開かれなかった。協(xié)議後の記者會見で小野寺防衛(wèi)相は「ロシアは係爭島嶼での軍事活動を日増しに拡大しており、日本側(cè)はロシアに活動縮小を要請した」と表明した。
南クリル諸島(日本名?北方四島)の領(lǐng)有権問題で長年互いに主張を譲らないため、露日は平和條約を締結(jié)できずにいる。日本の安倍晉三首相は経済協(xié)力による領(lǐng)有権問題の解決を望んでいるが、成果は微々たるものだ。モスクワ國立國際関係學(xué)院東洋研究室長のドミトリー?ストレリツォフ氏によると、現(xiàn)時點でまだ露日雙方は南クリル諸島プロジェクトの進展に強い意欲を示していない。安倍首相が対露協(xié)力発展計畫を発表してからの3年間、共通の利益がないため、二國間関係は足踏みを続けただけだった。
露日両國が南クリル諸島で共同経済活動を?qū)g施するうえで直面する最も大きな問題が、法理上の根拠の不足だ。日本は共同経済活動をロシアの法律に基づき実施してはならないと考え、南クリル諸島を外國の領(lǐng)土と見ることに同意せず、同地區(qū)に入境する日本國民のパスポートにロシア側(cè)國境警備員がスタンプを押すことを受け入れていない。南クリル諸島におけるロシアの主権を間接的に承認することになるからだ。一方ロシア側(cè)は、日本は第2次大戦の結(jié)果を承認し、南クリル諸島が戦後國際條約に基づきロシアに引き渡されたことの合法性を承認し、戦後から現(xiàn)在までの南クリル諸島におけるロシアの主権を承認するべきだと考えている。
ロシアメディアは今回の協(xié)議を高く評価していない。ロシア紙「コメルサント」は「日本はこれまで同様、南クリル諸島でのロシアの軍事活動強化に反対し、ロシア政府は朝鮮問題における日本政府の姿勢に疑問を呈した。雙方は互いに信頼しておらず、両國関係に突破口を開くのは困難だ」と指摘した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年8月3日
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