8日は「立秋」 殘暑厳しく、空気が乾燥しやすい時期に
今月8日午前2時23分、二十四節(jié)気の13番目「立秋」を迎えた。ただ、一年の中で一番暑い「三伏」の期間が19日まで続き、「立秋」は二十四節(jié)気の11番目の「小暑」と12番目の「大暑」に続いて暑い時期でもあるため、殘暑がしばらく続きそうだ。
「立」は始まりを意味し、「秋」は稲などの穀物が熟す頃だ。つまり、「立秋」は作物が実をつけ始めることを意味している。この頃になると、「陽気」が次第に弱まり、萬物が熟して、収穫期へと向かう。
「中國全國殘暑マップ」
「立秋」は秋入りを意味するわけではない。中國は領土が広大であるため、南方エリアと北方エリアでは、秋入りする時期に大きな差がある。
中國天気網(wǎng)が作成した「立秋」の時期の「全國殘暑マップ」を見ると、例年、中國でこの頃に秋入りし、本當に「天高くさわやかな秋」になるのは、黒竜江省や內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)、山西省、西蔵(チベット)自治區(qū)、青海省、甘粛省、雲(yún)南省北部、四川省北西部の一部の地域などだけだ。また、吉林省や陝西省、寧夏回族自治區(qū)などでは秋入りへと向かい、涼しくなり始める。一方、その他のほとんどの地域は、「立秋」の時期もまだ厳しい殘暑が続く。
立秋の頃の風習
中國の民間では「立秋」の日にご馳走を食べて栄養(yǎng)補給をしたり、スイカなどウリ科の果物や野菜を食べたり、農(nóng)作物を天日干ししたりする習慣がある。夏は食欲が落ち、汗をたくさんかくため、體調(diào)を崩しやすくなっており、秋に栄養(yǎng)あるものを多めに食べて、スタミナを付け、免疫力を高めようというわけだ。
中國の多くの地域では、夏に體內(nèi)に蓄積した「暑気」払いをするために、「立秋」の日にスイカやマクワウリといったウリ科の野菜や果物を食べる習慣がある。
また、「立秋」を迎えてからは、殘暑が厳しく、空気も少しずつ乾燥するようになる。人の體も自然環(huán)境に基づいて調(diào)節(jié)されるため、體調(diào)を崩しやすい時期ともなる。そのため、この時期はヘルスケアが特に重要となる。この頃は、體內(nèi)の熱邪を取り除き、潤いを與えてくれるシロキクラゲやユリ根、ナシなどを食べると良い。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月8日
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