寒波の影響を受け、中國の複數(shù)の地域で気溫が大幅に下がり、北方地域が全面的に暖房シーズンに突入した。政策に導(dǎo)かれて、複數(shù)のエネルギー企業(yè)が複數(shù)の地域で有意義な模索を行っている。原子力、地熱エネルギー、風(fēng)力発電、太陽光発電などのクリーンな暖房供給方法が一般の家庭に加速的に普及している。

原子力による暖房供給が新たな進展を遂げた。中國初の地級市（省と県の中間にある行政単位）間の原子力暖房供給プロジェクトである國家電投「暖核1號」3期原子力暖房供給プロジェクトが11月25日、正式に稼働開始した。山東省海陽市で暖房を供給すると同時に、暖房供給エリアが乳山市に達し、ゼロ炭素熱源の地域を跨ぐ相互接続と共有を?qū)g現(xiàn)。同プロジェクトは乳山市中心市街地の630萬平方メートルをカバーし、原子爐1基當たりの最大住民暖房供給面積の記録を再度更新した。原炭換算で23萬トンの代替効果があり、二酸化炭素（CO2）排出量を42萬トン削減する見込みだ。暖核1號の今シーズンの暖房供給面積は合計で1250萬平方メートルに達し、海陽市と乳山市の約40萬人の冬季クリーン暖房の需要を満たせる。

地熱暖房供給が日に日に人気になっている。今シーズンの中國石油化工集団有限公司の地熱暖房供給能力は前年同期比15％増の9500萬平方メートル以上で、北京市、天津市、陝西省、河北省、河南省、山東省、山西省などの11省?直轄市の100萬世帯以上の住民に地熱暖房供給サービスを提供できる。年間のCO2排出削減量は約470萬トン。中國石油天然ガス集団有限公司（中國石油）の地熱暖房供給プロジェクトは北京市以外にも、河北省、河南省、山東省、山西省などの10以上の省に広がっている。今年新たに11件の地熱プロジェクトが全國への冬季暖房供給を承認された。中國石油はこれまでに地熱暖房供給市場面積を新たに4000萬平方メートル以上拡大し、累計で3000萬平方メートル以上の地熱暖房供給面積を完成させ稼働開始させている。年內(nèi)にさらに20件の地熱暖房供給プロジェクトを稼働させる計畫。

風(fēng)力発電と太陽光発電による暖房供給がより多くの家庭に普及している。內(nèi)蒙古（內(nèi)モンゴル）自治區(qū)扎魯特旗で暮らす劉暁斌さんは、「山風(fēng)にさらされてきたが今や暖房が利くようになったとは思いもよらなかった。室溫は平均で24.5℃に達する」と大喜びで語った。溫かさの裏には、國家電投內(nèi)蒙古公司扎魯特旗暖房供給ステーションがひっきりなしに、扎魯特旗風(fēng)力発電所の熱を1萬2000世帯に送り続けていることだ。河北省平泉市小寺溝鎮(zhèn)の人々は、國家電投による「分散型太陽光発電＋電気暖房」エネルギー使用モデルを用いている。村人は家庭內(nèi)に電気暖房設(shè)備を設(shè)置すると同時に屋根にソーラーパネルを設(shè)置している。生まれる電力は村人の暖房に優(yōu)先的に供給され、余剰電力は電力網(wǎng)に送られる。同プロジェクトは毎年約900萬kWhのグリーン電力を生み、同鎮(zhèn)の1656世帯の村人に99萬元（1元は約20. 5円）以上のクリーン暖房補助金収入をもたらしている。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月4日