デイゴの花が美しい福建省?泉州の別名は「刺桐城」
人民網日本語版 2024年01月26日15:52
マルコ?ポーロは現在の福建省泉州市について、「刺桐(デイゴ)城は世界最大の港の一つで、たくさんの商人がそこにこぞって集まっている。物品が山のように積み上げられ、売買は想像を絶するほど大盛況だ」とした。
福建省泉州市に「刺桐城」という別名があるのは、インドとマレーシア原産のデイゴの花がきれいに咲いていることで知られているからだ。魏晉南北朝時代(220—589年)、泉州ではすでに対外貿易が展開されていたため、デイゴが泉州に輸入されていた。五代(後梁、後唐、後晉、後漢、後周)時代、泉州の軍を指揮する「節(jié)度使」だった留従効が、城壁を拡張する際、城の周りにデイゴをたくさん植えたことが、泉州が「刺桐城」と呼ばれるようになるきっかけとなった。
宋(960-1279年)?元(1271-1368年)の時代、泉州ではすでに、水運転送系統(tǒng)が整備されていた。港は外港と內港に分けられ、どんな貨物船でも寄港できるようになっており、巨大な海洋貿易を下支えしていた。
「21世紀海上シルクロード」建設が提起されている現在、泉州の対外貿易には新たな1ページが加えられている。2023年12月初めの時點で、泉州では「一帯一路」(the Belt and Road)対外貿易航路18本が開通し、フィリピンやベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシア、日本、ロシア、アラブ首長國連邦などの國や地域とダイレクトに繋がっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年1月26日
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