20日は二十四節(jié)気の4番目「春分」、種まきシーズン到來
今月20日午前11時6分、二十四節(jié)気の4番目「春分」を迎えた。晝夜の長さがほぼ等しくなる日で、90日間続く春の半分が過ぎた日であるため、春分と呼ばれている。
春分の頃になると厳しい寒さは遠のき、気溫が上がり、うららかな陽気に心躍る季節(jié)となる?;à瑔Dき、美しい景色が広がる春半ばの今、ピクニックに出かけて、鳥のさえずりを聴き、暖かく穏やかな風(fēng)を感じながら、素敵でロマンティックな春の訪れを體感してみよう。
春分の頃は、春雨がしとしとと降り、気溫も上がるため、種まきのベストシーズンとなる。雨が上がった後の中國各地の田畑では、土を耕したり、種をまいたりと、忙しく作業(yè)する農(nóng)家の人々の姿を見ることができる。せっせと働く人の姿と、土から出る緑の芽が広がる田畑は、活気に満ちている。
春分から吹き始める強風(fēng)は4月半ばまで?
中國には、「春分の頃から4月半ばまで強風(fēng)が吹く」という言葉がある。中國天気網(wǎng)の春や夏の各節(jié)気ごとの中國各地の平均風(fēng)速統(tǒng)計を見ると、確かに春分の頃から風(fēng)が強くなり、強風(fēng)が多発する頃となっていることが分かる。清明節(jié)(先祖を祭る中國の伝統(tǒng)的な祭日)や二十四節(jié)気の6番目「穀雨」の頃が最も強く、二十四節(jié)気の7番目「立夏」の頃になると目に見えて風(fēng)が弱まる。
春分の頃から4月半ばまで、本當(dāng)に強風(fēng)が吹き続けるのだろうか?中國北方エリアの多くの地域では確かに強風(fēng)が吹きやすい時期となる。北方エリアでは、春分は風(fēng)が強い時期であるだけでなく、強風(fēng)の日も比較的多くなる。哈爾浜(ハルビン)や長春、銀川、呼和浩特(フフホト)、北京、済南といった都市を例にすると、春分の頃から、強風(fēng)の日の數(shù)が目に見えて増え、「清明節(jié)」や「穀雨」の頃にピークを迎える。そして、「立夏」や二十四節(jié)気の8番目「小満」の頃になると、落ち著き始める。「立夏」から「小満」へと移行するのはちょうど舊暦の4月中旬前後だ。
春分のヘルスケア
3月10日、江蘇省蘇州で撮影した花(寫真提供?風(fēng)間清和)。
春分の頃は、さっぱりしたものをメインにし、甘いものを増やし、酸っぱいものは控えるというのが、飲食の原則となる。
この頃は、牛乳や豆製品といった甘みがあり、脾の機能を高める食べ物をたくさん食べるようにしよう。また、モヤシやステムレタス、黃花菜(金針菜とも呼ばれるユリ科の植物の蕾)といった旬の野菜を食べると、脾胃の働きを増強することができる。またこの時期は、滋養(yǎng)強壯や味の濃いご馳走を食べるのには適していない。なぜなら中國醫(yī)學(xué)で言うところの「陽の気」の高まりを抑え、脾胃の働きが悪くなるほか、肝のケアにも不向きであるためだ。
春分の頃は、朝に髪をとかす時に、頭の「血気」と呼ばれるエネルギーが流れる経絡(luò)や「穴位」と呼ばれるツボを刺激すると、體內(nèi)の「陽の気」を高め、調(diào)子を整えることができ、気血の流れを良くすることもできる。夜には、冷えと滯りを生む邪気「寒邪」が足から侵入しやすくなるため、寢る前に足湯などをして、一晩中足が冷えないようにすると良い。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月20日
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