6月5日、工房で漆を塗った土臺の器に下絵を描く朱江さん。（撮影?李欣）

漆工蕓の「彫漆」は、土臺となる器（器胎）に一定の厚みで色漆を塗り重ね、固まった漆に模様を彫刻する工蕓品だ。工程がいくつもあり、コストがかかる工蕓品で、複雑なプロセスと數(shù)え切れないほどの作業(yè)が必要で、高い技術(shù)が求められ、その難度も高い。

1976年生まれで「北京市美術(shù)工蕓名人」の朱江さんは彫漆の後継者で、小さい頃から父親の朱慶元さんについて技術(shù)を?qū)Wんだ。その後、「中國美術(shù)工蕓名人」で國家級無形文化遺産彫漆工蕓の代表的後継者である殷秀雲(yún)氏に師事した。

2017年、朱さんは河北省廊坊師範(fàn)美術(shù)學(xué)院の教員?學(xué)生とともに工房を設(shè)立し、青磁に漆で彫刻した茶道具や、結(jié)婚を祝う裝飾品、現(xiàn)代のトレンドを取り入れた置物、オブジェ美術(shù)品といった彫漆作品を共同制作して、無形文化遺産に新たな風(fēng)を吹き込み、革新的発展と創(chuàng)造的転換を遂げた。これにより、多くの若者が彫漆文化に目を向けるようになった。ここ數(shù)年、朱さんがデザインし彫刻した作品は、國內(nèi)外で30を超えるさまざまな賞を受賞している。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年6月7日