9月5日、田んぼで育った魚を見せる村民。

貴州省黔東南苗（ミャオ）族侗（トン）族自治州丹寨県の田んぼでは今、稲が黃金色に実り、収穫期を迎えているだけでなく、養(yǎng)殖されている魚にも脂がのって、出荷時期を迎えており、まさに実りの秋となっている。人民網(wǎng)が報じた。

丹寨県竜泉鎮(zhèn)卡拉村の田んぼは黃金色に染まり、頭を垂らした稲穂がそよ風に揺られて生じる音がやさしく聞こえてくる。また、田んぼからは、時折魚が飛び跳ねる音も聞こえ、豊作を告げる景色に活気と活力を添えている。田んぼを行きかう苗族の人々は、明るい笑顔を浮かべていた。黃金色に染まる田んぼや脂がのった魚は、大自然の贈り物であるだけでなく、勤勉に働く農家の人々の知恵の結晶でもある。

丹寨県は近年、自然生態(tài)系農業(yè)の発展スタイルを積極的に模索し、稲を栽培する田んぼで魚も養(yǎng)殖するというスタイルを導入している。田んぼは、魚を育てる優(yōu)れた環(huán)境を提供するだけでなく、魚もまた泳ぐことで、田んぼの土を耕し、そのフンは肥料となり、蟲をエサとして食べてくれる。そのため、自然にもやさしく、経済効果も高いというウィンウィンを実現(xiàn)している。さらに、それにより農民の生活が豊かになっているほか、アグリツーリズムの発展に新たな活力が注入されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年9月10日