祝祭日でも日常生活でも、餃子は人々の食卓によく並ぶメニューだ。二十四節(jié)気の立冬を迎えた時(shí)にも、餃子を食べるという。ただ、「うちでは餃子を食べるのは冬至だけど……」といぶかしむ人もいれば、「うちでは祝祭日には必ず餃子を食べる」という人もいる。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

餃子を食べるのは一體いつなのか

立冬に餃子を食べるのはなぜか?！革溩婴沃袊?guó)語の発音は『交子』と同じで、『子の刻に年が交代する』という寓意がある。つまり、立冬は秋から冬へと季節(jié)が交代する、だから餃子を食べる」という説がある。

カーネーションにそっくりな「幸福安康」を願(yuàn)う水餃子。（資料寫真、撮影?魏建軍）

多くの人の耳になじんだ「立冬に餃子を食べないと、耳が凍ってしまっても誰も助けてくれない」ということわざがある。しかしその一方で、「立冬」が「冬至」に変わり、「冬至に餃子を食べないと、耳が凍ってしまっても誰も助けてくれない」という言い方もある。

この2つのことわざでは、餃子を食べる時(shí)は一致しないが、理由はほとんど同じで、水餃子の形が耳に似ていることから、餃子を食べれば冬でも耳が凍らない、とされている。

食習(xí)慣という視點(diǎn)から考えると、「冬至に餃子を食べる」習(xí)慣のほうがより一般的だ。北京大學(xué)中國(guó)語學(xué)部の王娟教授は、「立冬は時(shí)間の概念であり、餃子を食べるのはお祝いではない。人々に冬が來たから冬を迎える準(zhǔn)備を始めるよう注意喚起するという意味合いがより強(qiáng)い」と説明した。

餃子は年越しの「主役」の一つ。（資料寫真、撮影?李典）

王氏によると、餃子を食べるのが冬至なのか立冬なのか、決まったルールはなく、地域ごとに風(fēng)俗習(xí)慣も異なる。冬至に食べるところもあれば、立冬に食べるところもあるという。

秋は収穫し冬は蓄えると言い方があるように、冬は豊作の喜びを共有し、體を休め力を蓄える時(shí)期だ。飲食の風(fēng)俗習(xí)慣と人々の季節(jié)や時(shí)間に対する感覚には関連があり、食べるのが餃子であれ、ワンタンであれ、湯圓（もち米粉で餡を包み茹でた団子）であれ、自然や季節(jié)に合わせた行動(dòng)と言える。

立冬に餃子を食べることには、健康増進(jìn)という意味もある。物質(zhì)的にそれほど豊かでなかった古代には、冬になると食物が徐々に乏しくなるので、人々は十分なエネルギーを取るために、栄養(yǎng)のあるものを多く食べるようにしていた。「進(jìn)補(bǔ)（栄養(yǎng)補(bǔ)給）」の習(xí)慣はこのようにして生まれた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月12日