新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)伊犂哈薩克（イリ?カザフ）自治州阿勒泰（アルタイ）地區(qū)吉木乃（ジェミナイ）県では、羊を含む家畜23萬頭（匹）が冬の放牧地に大移動する圧巻の光景が広がっている。現(xiàn)地の牧畜民は、飼育している家畜を率いて、薩吾爾（サウル）山脈の麓にある冬の放牧地へ向かう。中國日報が報じた。

遊牧民は、家畜を率いて、春と秋の放牧地から冬の放牧地へと移動し、その移動距離は100キロ以上に達(dá)する。風(fēng)物詩となっているこの大移動により、家畜に餌となる十分な量の草を食べさせることができるほか、草地にも回復(fù)の時間を與えることできる。

吉木乃県の阿扎提?吐斯普汗さんも弟と一緒に、羊200頭以上を率いて、100キロ以上離れた冬の放牧地へ向かっている。

阿扎提?吐斯普汗さんは、「毎年、11月末になると、冬の放牧地へ移動し始める。春と秋の放牧地から、暖かい冬の放牧地へと移動する。大雪が降る前に移動を終わらせるために、十分な量の飼料を準(zhǔn)備したほか、家畜が快適に休息できる中継地も確保した」と話す。

大移動の過程で、牧畜民は、充電設(shè)備があるだけでなく、醫(yī)療従事者が健康診斷をしたり、薬を配布してくれたりする移動型の支援施設(shè)を利用することができるようになっている。その他、政府は、牧畜民を?qū)澫螭恕⒍蚩爝mに過ごすための住居を無償で提供している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年11月26日