人民元業(yè)務(wù)説明會の會場（撮影?蔣暁辰）

中國銀行東京支店と日中経済貿(mào)易センターが共催する人民元業(yè)務(wù)説明會が6日、大阪で開催された。在大阪中國総領(lǐng)事館の薛剣総領(lǐng)事、中國銀行東京支店の范効華支店長、日中経済貿(mào)易センターの池田稔理事長など、中日雙方の來賓や経済界関係者60人余りが出席した。

挨拶する薛剣総領(lǐng)事（撮影?蔣暁辰）

薛総領(lǐng)事は挨拶で「中日両國は一衣帯水の関係にあり、金融協(xié)力はすでに中日経済?貿(mào)易協(xié)力の重要な一翼を擔っている。日本における人民元決済銀行の設(shè)置は、中日金融協(xié)力の重要な成果だ。中國銀行東京支店は中日の企業(yè)及び金融機関による人民元を用いたクロスボーダー取引を積極的に支援し、二國間貿(mào)易及び両國の経済発展の促進に重要な貢獻を果たしてきた。現(xiàn)在、世界情勢は大きな不確実性を抱えているものの、中國経済は全體的な安定を基礎(chǔ)に前向きな発展を続けており、強大な活力と強靭性をはっきりと示している。先週、中國は日本に対して短期査証（ビザ）免除政策を再開した。両國の経済界がこれを契機に人的往來をさらに拡大し、交流や協(xié)力を引き続き強化し、共に発展して、互いに長期的な協(xié)力パートナーとなることを心より希望する」と述べた。

挨拶する中國銀行東京支店の范効華支店長（撮影?蔣暁辰）

范支店長は「長年にわたり、中日両國は互いに重要な貿(mào)易パートナーであり続けてきた。最近の國際金融情勢の変化に伴い、両國間で人民元決済の利用傾向が一層顕著になっている。2023年時點で人民元は世界第3位の特別引出権（SDR）バスケット構(gòu)成通貨、第4位の國際決済通貨、第5位の外國為替取引通貨、第5位の外貨準備通貨となっている。中國銀行東京支店は2018年に中國人民銀行から日本における人民元決済銀行に指定されて以來、中銀グループの國際化?多様化の強みを活かして、人民元の預(yù)金?融資や國際決済などの業(yè)務(wù)で顧客に包括的なサービスを提供してきた。將來を展望すると、中國経済は盛んな活力を維持し、盛んな活気を呈していく。中日協(xié)力の將來性は依然として幅広く有望視されており、人民元業(yè)務(wù)の利用環(huán)境には大きな成長の余地がまだある」と指摘した。

挨拶する日中経済貿(mào)易センターの池田稔理事長（撮影?蔣暁辰）

池田理事長は「日中経済貿(mào)易センターは2012年以來、中國銀行と協(xié)力関係を築き、日ごろから情報交換や交流を進めてきた。経済活動において、金融は血液と例えられる。血液の流れが止まったり、滯ったりすると経済活動は支障が出てくる。血液をスムーズに流すとともにコストとリスクを抑えることは重要なポイントになる。対中貿(mào)易に攜わる日本企業(yè)は、中國の銀行を通じて人民元で取引することより、スムーズにコストを抑えることができる。また、11月30日から日本人に対するビザ免除政策が再開されたことで、今後日本人がビジネスや観光で中國をたくさん訪問することになるかと思う。中國銀行を使うと決済ができるというサービスも出てきている。今日の説明會は日本の會社にとっても個人にとっても便利または有益な説明會になると思う」と述べた。

中國銀行が提供する各種人民元業(yè)務(wù)サービスについて説明する中國銀行東京支店のスタッフ（撮影?蔣暁辰）

訪中外國人が利用できる便利な決済手段について説明する中國銀行東京支店のスタッフ（撮影?蔣暁辰）

このほか、中國銀行東京支店から、人民元の國際化の現(xiàn)狀と進展、中國銀行が提供する各種人民元業(yè)務(wù)サービス、訪中外國人向けの便利な決済手段について説明が行われた。また、參加者が関心を寄せる問題についても、それぞれについて質(zhì)疑応答が行われた。

范支店長は人民網(wǎng)の取材に対し、中日間の貿(mào)易や資金移動において中國銀行の人民元決済?清算サービスを利用する大きな利點として、次の3點を挙げた。

第1に、人民元決済銀行及びCIPS（クロスボーダー人民元決済システム）直接參加銀行である中國銀行東京支店を通せば、多くの中継銀行を介さずに資金の送金?受取が直接できるため、効率が高く、中間手數(shù)料も節(jié)約できる。

第2に、ドルと円の為替レートは変動が激しいが、人民元の為替レートはこうした変動の中で基本的に安定を維持している。人民元と円の直接決済?取引を行うことで、企業(yè)はドルと比べて為替変動リスクを低減できる。第3に、中國國內(nèi)に支社を持つ企業(yè)は、クロスボーダー人民元資金プールを活用することで、送金?受取の人民元資金を資金プール內(nèi)で相殺し、為替コストを大幅に削減することができる。

范支店長は「人民元決済及び決済業(yè)務(wù)が橋渡し役となって、中日両國の顧客がクロスボーダー貿(mào)易及び投融資を行う際の利便性が高まり、中日間の経済?貿(mào)易協(xié)力がさらに良い方向へ向かうことを心から望む」とした。

中國銀行東京支店は日本市場に進出した初の中國系金融機関であり、より価値のある金融サービスを顧客に提供することに常に盡力してきた。東京本部に加え、大阪支店、橫浜支店、名古屋支店、東京大手町支店も開設(shè)している。38年間の努力を経て、中日間の経済?貿(mào)易?投資関係において、金融面での重要な架け橋としての役割を果たしてきた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年12月9日