「ザボンの王様」で豊かに 「馬家柚」の産地?江西省広豊
江西省北東部にある上饒市の広豊區(qū)では、秋から冬にかけて、ザボンの爽やかな香りが徐々に広がっていく。
普通のザボンと比べると、広豊で生産されている「馬家柚」は果汁率が52%と高く、トマトに似た色の果肉で、スイカのように果汁がたっぷりで、美しい玉のような透明感を持っている。その味わいは、まさに「ザボンの王様」と呼ぶにふさわしい。
広豊の「馬家柚」は地方特産の高品質(zhì)フルーツで、広豊區(qū)大南鎮(zhèn)馬家が原産。元々は地元の村人が庭先で自家用として育てていた地場のザボンだった。
1980年代中頃、當(dāng)時(shí)まだ広豊県だった広豊區(qū)でザボンの優(yōu)良品種の調(diào)査?選定が行われた際、大南鎮(zhèn)馬家村にあるザボンの木が優(yōu)れた品質(zhì)であることが分かり、その後、専門家により改良が重ねられ、「馬家柚」という品種が誕生した。
1991年、江西省の「ザボン資源調(diào)査成果発表及びザボン鑑定會(huì)」で、広豊県が「馬家柚」の母本から摘んだ18個(gè)のザボンを出品し、見事に江西省「酸柚類」の第1位を獲得。これを機(jī)に「馬家柚」は各地で広く知られるようになった。
知名度の高まりに伴い、「馬家柚」は評価やブランド力もどんどん高まり、「國家地理的表示保護(hù)産品」と「農(nóng)産物地理的表示保護(hù)」の認(rèn)定を受けた。
2013年2月には広豊の「馬家柚」が「中華名果」の稱號を獲得し、多くの消費(fèi)者や各國の人々から高い評価を受けた。
2023年、広豊區(qū)における「馬家柚」産業(yè)の栽培面積は約1萬3333ヘクタール、年間生産量は20萬5000トンに達(dá)した。また、江西日遠(yuǎn)など高付加価値加工企業(yè)を誘致?育成したことで、総合生産額は30億元(1元は約21.2円)を突破。これによって、農(nóng)家5萬世帯余りの年収が平均2萬8000元増加した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年12月19日
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