北九州市立大學(xué)と西南學(xué)院大學(xué)の學(xué)生からなる訪中団「2014年五星奨遊學(xué)団」は19日に老人ホーム「北京四季青敬老院」を訪問し、地元の高齢者たちと交流した。人民網(wǎng)が伝えた。

　遊學(xué)団はまず最初に老人ホームの施設(shè)紹介映像を視聴した後、音楽室で高齢者たちと會(huì)話を楽しんだり、この日のために準(zhǔn)備したステージを披露したりした。遊學(xué)団の參加者は、中國(guó)の言葉や文化に深い興味を持つ大學(xué)生たちで、中國(guó)語で九州について紹介したほか、楊貴妃などの美人を形容する語「沈魚落雁」（あまりの美しさに，魚は沈み隠れ雁は列を亂して落ちる）の故事を発表、さらに中國(guó)語でテレサ?テンの歌「甜蜜蜜」や「送別」などを披露した。その際、高齢者たちも大學(xué)生たちと一緒に大きな聲で歌を合唱をした。

　高齢者たちとの交流の中で最も多く聞かれたのは、高齢者が學(xué)生に向けて言った、「中日友好の使者になってほしい」「また中國(guó)に來て欲しい」という言葉だった。初めて中國(guó)を訪れた印象について、北九州市立大學(xué)の長(zhǎng)久さんは、「中國(guó)人はとても優(yōu)しい」と語った。また別の學(xué)生は、「中國(guó)料理が好き。どんどん中國(guó)のことが好きになる」と語った。その後、遊學(xué)団は引き続き老人ホームの高齢者たちが住む部屋とレストランを見學(xué)した。

　今回の訪問先に老人ホームを選んだ理由について、中國(guó)語教育推進(jìn)會(huì)「五星奨」の幹事長(zhǎng)を務(wù)める北九州市立大學(xué)の葉言材教授は、「高齢化問題は現(xiàn)在、中日両國(guó)がともに直面している問題で、日本の大學(xué)生も中國(guó)の高齢者介護(hù)の現(xiàn)狀や介護(hù)問題の解決について知りたいと思っていたことから選択した。これも、中國(guó)を全面的に理解するための社會(huì)勉強(qiáng)の一環(huán)だ」と語った。

　遊學(xué)団は、老人ホームのほか、北京の盧溝橋や抗日戦爭(zhēng)記念館、萬里の長(zhǎng)城、円明園、頤和園などを見學(xué)した。北京での交流活動(dòng)が終了した後、さらに上海などに赴き、引き続き交流活動(dòng)を行う。同イベントは、北京市民間組織國(guó)際交流協(xié)會(huì)の協(xié)賛で行われた。

　葉教授が設(shè)立した「五星奨」は、中國(guó)の「漢書」にある、吉祥の意味を持つ古の言葉「五星、東方より出で、中國(guó)に利あり」をもとに名前がつけられた。年に一度遊學(xué)団を率いて訪中するほか、日本の中國(guó)語を?qū)Wぶ大學(xué)生に向けた中國(guó)語スピーチコンテストを開催しており、中日民間交流において重要な役割を果たしている。（編集MZ）

　「人民網(wǎng)日本語版」2013年3月20　日