6月21日、上海農産品センター卸売市場で市場の現狀を訪ねるニワトリ業(yè)者（左から2番目）。上海では同月20日より、生きた鳥の取引が條件付きで段階的に再開した。

?。?）「Ｈ7Ｎ9型鳥インフルエンザ」

　中國政府は3月末、上海市で「Ｈ7Ｎ9型鳥インフルエンザ」に感染した87歳と27歳の男性2人が死亡したほか、安徽省でも35歳の女性が重體になったと発表した。「Ｈ7Ｎ9型鳥インフルエンザ」が人に感染した事例はこれが始めてだった。その後、5月29日までの間に、中國各地で131人の感染を確認し、うち37人が死亡したが、76人は完治した。

　「Ｈ7Ｎ9型鳥インフルエンザ」の流行を受け、中國では卵の取引量が減り、値段も下落した。これはニワトリの養(yǎng)殖業(yè)者らにとっては大きな打撃となった。そのため、各地の政府は、補助金や稅金免除など、同産業(yè)をサポートするために対策を講じた。

　現在、卵の取引は通常の水準にまで回復している。それでも、多くの養(yǎng)殖業(yè)者などは今年経営利益を出すのは難しくなっているのが現狀だ。そのため、末端の幹部や養(yǎng)殖業(yè)者などは、政府に対して、同業(yè)界をサポートする政策を拡大するよう求めている。一方、長期的に存在している貸付金をめぐる問題には、抜本的な解決策が必要だ。