中國の午年春節(jié)（舊正月。今年は1月31日）連休が6日、幕を閉じた。広州の旅行大手各社によると、広州市民が春節(jié)連休中に訪れた人気の海外旅行先は、例年と同じく東南アジアだったという。このほか予想外なことに、日本を訪れた広州市民の數(shù)が大幅に増加、ある旅行社では、訪日観光客數(shù)が前年同期比で4倍になった。中國新聞網(wǎng)が報じた。

　春節(jié)の連休期間（1月31日-2月6日)中、広州エリアの大手旅行社「広之旅」が扱ったアウトバウンド（中國から海外に出る）観光客數(shù)は8萬人を上回り、前年同期比約2割増えた。また、老舗旅行社「南湖國旅」が取り扱ったアウトバウンド観光客數(shù)は前年同期とほぼ同じレベルだったが、このうち、米國、カナダ、オーストラリアなど遠方に出かけた市民は、同3割以上増加したという。

　広州の複數(shù)の旅行社によると、海外に出た広州市民のうち、東南アジアの島々を訪れた人が全體の4分の１を占め、市民の人気旅行先トップを維持、「揺るがぬ王座」の貫録を示した。

　このほか、訪日旅行は長い間落ち込んでいたが、春節(jié)連休中は広州からの観光客増加幅が最大になり、「ダークホース」となった?！改虾H旅行社」が取り扱った訪日観光客數(shù)は、前年同期比で約4倍となり、昨年の約200人から今年は800人に伸びた。

　「広之旅」が取り扱った訪日観光客數(shù)は、前年同期比180％増の2千人に達し、同社の春節(jié)海外旅行先の増加幅トップとなった。同社は、広州と北海道を結(jié)ぶ直行チャーター便18便を手配、海外観光用チャーター便數(shù)は前年同期比倍増した。

　広州の観光業(yè)関係者は、「不安定な中日関係や福島原発事故の影響で、ここ數(shù)年、日本を訪れる広州市民の數(shù)は激減していた。しかし、円安?人民元高、人民元の購買力向上、さらには氷雪を売り物とした日本の冬旅行の魅力の影響で、春節(jié)連休中に日本を訪れる広州市民の激増という現(xiàn)象がもたらされた」と指摘した。（編集ＫＭ）

　「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月7日